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THE SOUND OF MUSIC / サウンド・オブ・ミュージック

こんばんは。

今回ご紹介する映画は
『サウンド・オブ・ミュージック / The Sound of Music』
にしました。

概要
- 製作年:1965年
- 製作国:アメリカ
- ジャンル:ミュージカル
- 監督:ロバート・ワイズ

この映画は二部作になっていて、途中休憩が入ります。
実際に映画館で上映されたときはトイレ休憩などの時間に当てられたとか。
映画の雰囲気を壊さず、休憩中はBGMが流れます。
見たことがない人はここも注目して見てみてください。

出会ったきっかけ

これまた父に勧められて出会った作品です。
「『ドレミの歌』が作られた作品なんだよ」
細かく言うと舞台が発祥ですが映画化されたことでより有名になったそうです。
いまではみなさん知ってる『ドレミの歌』が、どう作られたのか。
どんな世界観のお話なのか、どんな音楽が使われているのか。
鑑賞後に思ったことは「音楽ってすごい」です。

ミュージカルならではの音楽

舞台はオーストリアのザルツブルク。
この映画はジュリー・アンドリュース演じるマリアが、山々に囲まれた緑の大地の上で歌い踊すシーンから物語が始まります。
そのシーンで歌われる曲がこちら。

この映画のタイトルでもある『サウンド・オブ・ミュージック』。
出だしからジュリー・アンドリュースが見せつけるこの歌唱力、のめり込むのに時間はかかりませんでした。

ミュージカル映画なのでさまざまな曲が使われているので、全曲を紹介するとなると長文になってしまうと思うので、一部をピックアップします。

1. 私のお気に入り (My Favorite Things)
2. ドレミの歌 (Do-Re-Mi) 
3. ひとりぼっちの羊飼い  (The Lonely Goatherd) 

1. 私のお気に入り (My Favorite Things)

この曲は割とテレビ番組のBGMで使用されることが多いですね。
聴いたことあるよ〜という方も多いと思います。
子供達がマリアに心を許しだすシーンでもあるので、とても好きな曲です。
雷雨の中怖がる子供を歌で楽しくさせる、まさにマリアならではの発想ですね。

2. ドレミの歌 (Do-Re-Mi) 

きました、ドレミの歌です。
ギターのチューニングから入るこの歌。
日本語版に慣れている方だと、この歌詞に違和感ありますよね。
ですが曲を聴くとわかるように、音は世界共通なのでドレミが奏でるメロディーがいかにすごいものかがわかります。
「ドレミファソラシド」 (♭や♯は置いといて) の8音でここまでメロディーが作れるのは本当に面白い。
子供達と奏でるハーモニーがまた素敵です。

3. ひとりぼっちの羊飼い  (The Lonely Goatherd) 

映画を一度見ただけ頭に残る一曲。
ドレミの歌は聴き慣れているので頭に残りますが、この曲は別物。
メロディーか歌声、こどもたちが操るマリオネットとのマッチング。
音楽を忌嫌いしていたクリストファー・プラマー演じる父ゲオルクが、マリアと子供達のおかげで音楽を愛す心を取り戻します。
その後に流れるこのシーンは、歌はもちろんゲオルクの表情や行動にも注目してみてください。

この時代の映像表現に注目

この映画は合成も使われてます。
が、注目してほしい部分は《音楽とともに発展していく【愛】を映し出す表現》です。
そのシーンがこちら。

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▲ 電報配達のロルフと長女リーズル

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▲ 民族舞踊レントラーの曲に合わせて踊るマリアとゲオルク

わかりましたでしょうか?
【愛】を映し出すシーンになると、映像が柔らかい雰囲気に変ります。
もっとわかりやすくしますね。

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いかがでしょう?
上のシーンと下のシーン。
マリアがはっきりと【愛】に気づいた瞬間です。
今の時代【愛】をこのような映像表現させる映画は少ないと思うのですが、見ていてはっきりとわかる変化なので、感情移入してしまいます。
「あ、気づいちゃった」
そう言わんばかりの気持ちになります。

トラップ家の7人の子供達

この映画の見所の一つでもある、子供達。
マリアに出会って音楽を知り、成長していきます。
その7人の子供達がこちら。

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そんな子供達が2010年10月、45年ぶりに再開したそうです。

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素敵な同窓会。
みなさん素敵なおじさまおばさまに大変身ですね。
個人的にとても気になったのが男性陣。
男性陣の髪型、つまり分け目なんですが、全く変わっていなくて驚きです。

最後に

サウンド・オブ・ミュージックは1938年のドイツによるオーストリア併合及び第二次世界大戦の時期ということもあり、歴史が関係している映画です。
重くありつつも、映像表現と音楽がしっかりと世界観を作り出してくれているので、感情移入しやすい作品です。

それでは、おやすみなさい。

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