ねむたく、ねむる、ねむれない

ねむたい。最近、とても夜ねむくなる。
別になんの変哲もないことだけど、
前と違うのが、起きていられないということ。
ねむたいのと起きていられないはちょっと違う。

かと言って眠れもしないというのが重なると、
ちょっと絶望する。

小説の主人公みたく、絶望しているのだ、すごい。
睡眠は人を簡単に絶望させることができる。

でもそのうち眠る。これは今まで通り。

明け方おきてしまうことが増えた。
そうなるとだいたい眠れないのでしばらくうだうだと布団で逡巡した挙句
諦めて起きることにする。

今日は雷と雨の音で目が覚めた。
空が真っ赤でただならない気配がしていたので窓辺でしばらくみとれていたら眠くなってきた。ほんとうにどうしようもない。

とりあえず、でも、焦ることはなくなった。

たぶん、頭はねむりたくなくて身体はねむりたいというだけの話だ。

いつも絶望するわけにもいかないから、
眠りましょう。

おやすみなさい。今日、札幌はとうとう雪が降りました。