見出し画像

メイクにまつわる黒歴史を振り返る:仕事とコスメ軸

さて、齢40にしてコスメ沼にはまっていってるわけですが、なぜこれまでメイクやコスメでの肌ケアというものにイマイチ乗り気じゃ無かったのかということについて考えてみたい。

すっぴん出勤がデフォルトだった私ですが、最初からそうであったわけではなく、今より肌ケアがよっぽど不要だった20代のころはちゃんとしていた。
当時勤めていた会社がエステも経営していたので、会社には制作部とエステ部があって、エステの店長たちが月に一度本社に来ているうちに仲良くなり、また広告の相談で店にも顔を出すようになったりしてあれやこれや教えてもらっていたのです。みんな美意識はさすがに高いからな。おまけに社割でエステ用化粧品が購入できたし。

当時使っていたのがこれ。
オリゴメール(入浴剤)で有名なフィトメール。

https://www.phytomerjapan.jp/

化粧水・乳液・美容液・パック・入浴剤・ボディスクラブなど、色々買ったなあ…。実家住まいだったので、母と共同購入などしていた。

さらに遡ると、大学入るぐらいまで、アトピーで肌がボロボロで、メイクどころかコスメで肌ケアとかいう以前の問題だったんだったそういえば。フィトメールがそのような状態でも使えたってのはすごいと思ったんだった。当時。感動してあれこれ使い始めたんだった。思い出した。今。

さらに思い出したら、当時はちゃんとデパコス売り場いってファンデとか買ってたんだった。RMKとかボビィブラウンとか。RMKは当時初めてリキッドファンデ買って、あまりに伸びが良くてコスパ良いからむしろおトクとかエステ部のひとたちに教えてもらったんだった。思い出した。今。

…ん?わりとちゃんとやってたね?

そんなこんなで20代後半に転職し、ベンチャー系制作会社に行ったあたりで雲行きが怪しくなる。忙しすぎてデパートとか行けない。ストレス溜まりすぎて休日はすっかり寝ているか飲んでるか休日出勤か。

なんせ夜まで働いて、さらに深夜まで飲むから、帰ったらそのまま寝てしまう。おお、最悪だ。

このあたりは当時ファミマ(サンクスか?)で買えた無印とか雪肌精とかになった気がする。別に問題ない気もするけど、今思うと自分に合うかどうかって視点がすっぽり抜けて、要は面倒くさくて、多分当時誰かに「コレとてもいいよ!」って言われたらそれ使っていた気がする。忙しさは本当に怖い。

それでも一応、出勤時にはファンデ塗ってアイライン引いてマスカラ塗って、ぐらいはしていたような。

そして再転職。さらに忙しくなり、深夜まで働くのでメイクは最初からしない方がマシ(肌にとって)。ということで
・コスメは無印オールインワンジェル
・メイク道具は超最低限、インテグレート
・その最低限も使わないので全然無くならない

というコスメ界の仙人みたいな境地に達したのでありました。
今考えると、店行く暇無いならコンビニコスメ極めるとか色々出来ることはあったと思うのだけど、もう疲れすぎて色々放棄。美より食よりまず寝ないと死ぬ。忙しさは罪だ。

肌ボロボロとかでもどうでも良いとか思っていたわけではなく、「仕事だからしょうがない」とか「メイクとかにかまけている暇はない」とか何よりも仕事を優先していることに酔っている時期もあったように思うけれど、これは、本当に自己防衛反応だったなあ、と思うわけです。

本当は毎日良い匂いのするお風呂入って、スキンケアもして、幸せな感じで毎日終わりたかった。ちゃんとごはん作って、いいもの食べて眠りたかった。それができないことを正視できなくて蓋をするような自己防衛反応。

逆に言うと、そんな状況でも蓋をするぐらいには「キレイになりたい」という心持ちは死んでいなかったということでもあり、多分そのときの自分を認めて慰めているようなところがあるような気がしてきた。今気がついた。

…なんか楽しいコスメ沼の話を書こうとおもったのに自分を省みることになってしまった。書いてみるとこれはでも仕事の変遷とそれにまつわるメイク歴の話になったけれども、それ以外の要素も色々あるな。恋愛とか、家族とか、ジェンダーとか。それについてはまた次、別の軸で考えてみたい。





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?