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#やっぱり絵が描けたらなぁ
大きな木とスミレちゃん (1)
マヤは、本が読むことが好きな小学3年生。みんなでワイワイ過ごすより、静かに本を読んでいる一人の時間が好きです。仲間同士で賑やかに楽しむ同級生からは、少し変わっていて、とっつきにくい子という印象があるかもしれません。
マヤの通学路には、敷地は大きいのに、遊具は砂場と滑り台、ブランコだけのとてもシンプルな公園があります。その公園には、一本の大きくて丸い木がありました。マヤは、学校が終わると、その木の
大きな木とスミレちゃん (2)
翌日の放課後
マヤは、いつものように公園に向かっていました。
公園に到着。木の下には、丸い影ができあがり、相変わらず心地がいい雰囲気がありました。
スミレちゃん、今日も会えるかなぁ・・・。
どうやら、スミレちゃんは、まだのようです。マヤは、スミレちゃんのことが気になっていました。
マヤ:「ふぅー。気持ちいい!」
木の下の木陰に座り、本を開きました。いつの間にか本に夢中になり、スミレちゃ