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【勝広】雰囲気のありすぎるお好み焼き屋さん

毎度おなじみもやしでございます。
和歌山ご飯どころの紹介は少し久々ですね。
あ、でも美味しい・楽しいお店がないってわけではありません。
むしろ記事にしたいお店はとても多いんですが、もやしの手がまったく足りていないんですよ。

noteの知識不足や不慣れこともありますが、やはり基本は物書きなんですよね。
特に書きたいのは剣と魔法のファンタジー。戦いや心理を描くのが面白くて、読み手としても大満足。ゲーム世代ですから仕方ないよねっ!
これまで上げた【いつも傍に居てくれる君へ】【エステル=リンドブラードは悪に染まる】はどちらかというと色物ですね。
今度またファンタジーの話を上げられればいいけど、ルビ振りまくってるから修正から始めないとなぁ。

さて、そんな前置きもそこそこに。

1:勝広さんへ突入

今回はタイトル通りの雰囲気がすごいお店に行ってまいりましたよ!
……と、勢い勇んだはいいものの、行きは空腹、帰りは満腹・幸せ充填で気もそぞろ!
結果、あれほど頭に刻みこんでいるというのに、すごい雰囲気の外観を撮り忘れる致命的ミス!
なんということでしょう! 伝えたい想いの半分が伝えられないもどかしさっ!

ちょっと待ってね。思い出すから!
うん、そうそう。自分でよく行ったな、って感じるくらいパッと見お店感がない。
風景に溶け込んだ年季のある倉k……いえ、お店の様相です!
あぁ、ダメだ……作り方を凝視しすぎて脳の容量が残ってない!
一人で行くとほんとダメだな。誰か一緒に行きませんか!

2:店内でパシャリ

入って正面に調理用の鉄板がカウンターのように鎮座していました。
そこにはお店の人が二人座っていて「いらっしゃい。お好きなところへ」と声を掛けてくれました。
鉄板付きのテーブルが一つ。奥の座敷にも一つ。十人くらいで満席の小さなお店。

一人だったのでテーブル席に陣取るのは気が引ける。
何ならカウンターでも……いや、カウンターの方がよかったんですけどね。
調理用の鉄板に陣取るのは邪魔すぎますか、とそそくさと席につきました。
すぐに気付いたのはテーブルにメニューがないこと。
もちろん「へい、マスター。今日のランチ何かな?」なんて聞ける雰囲気ではありません。

そもそもランチメニューがあるかも不明ですからね。
きょろきょろ、じーっと店内を見渡すヤツが居ればきっともやしです。
見上げると壁に大きくメニューが張り出されている。

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なるほど、あれがグランドメニューですか。超、シンプル。これでわからん奴いないでしょ、というくらいです。
けれど店内を見渡せば、その他にもあちこちにちらほらと『やってる・やってない』の張り紙が。
なるほど、個別に見れば一目瞭然ではあるものの、全体像がわかりかねる感じかな。
もう少しじっくりと見分して選びたいものですが、この日は少し時間が押していましてて……。

そんなことを静かに考えていると、注文するより先にお好み焼きのタネが入ったらしいボールとソースを持って店員さんが現れました。
たしかにお好み焼き頼むつもりで入ったけど、実はソース焼きそばにも目が奪われている最中なんだぜ?
なんてことは口に出しません。こうなったらもうお好み焼きいっちゃいましょー!

3:「すみません、カスって何ですか?」

頼まんのかいっ! という声が聞こえてきそうですね。
でも気になりません? もやしは気になります!
このカスとは『油かす』と呼ばれるもので、牛の腸をじっくりと時間をかけて揚げて余分な油分を抜いた食材です。
大阪ではかすうどんが有名で、カリカリで香ばしくてうまみたっぷりのあいつのようです。

そんな話を店員さんに聞いたもやしは『お好み焼きのカス』を選択!
店員さんも「はーい、カスね」と返事をしてくれる。
うーむ。こうしてみるとなかなかインパクトのあるやりとりですね。

後は待つだけなので店内を見渡していく。
というか全体的に安くない? 交換できそうにない板を張り出してるし、つまりは夜も同じ値段ってことだよね?
え、ていうかお昼でも600円で食べれるのか……消費税どうなるんだ?
それにしてもこのお店年季入ってるよね。なのにめっちゃ綺麗じゃない?
鉄板焼きのお店って、もっと油ギッシュなイメージなんだけど。
なんて全方位に失礼なことを考えていると鉄板にタネが流し込まれました。

4:関西風か広島風か。それが問題だ

お好み焼きで最も重要なファクターといっても過言ではない問いがここで現れます。
そう、タイトルにしたように、関西or広島の二択です。
もやしはどちらと問われれば前者の関西推しです。
もちろん和歌山県内では関西の方が多く、気にする必要もありません。
意気揚々と調理風景を見ていると、まずは鉄板にクレープのように薄く生地を伸ばしていき、キャベツを盛りっと山に。

――ん?

まさか、な。
そしてじっくり生地に火を通しからひっくり返し、上から押しつぶしながらキャベツに火を通し始めます。
というわけで、まさかの広島風でした!
しかし同じ材料使ってるのに、焼き方だけでなんであんなに違うんだろうな。
と考えながら見ていると、みるみるうちに進んでいきます。
キャベツに焦げ目が入った辺りで半分に折りたたむ。

――半分?

半分ってなんぞ。もやしの頭に疑問符が吹き荒れる。
つまり生地が上下からキャベツに挟まれてる状態。
イメージ的にはオムライスの逆バージョンって言えば伝わるのかな。
混乱するもやしを置き去りに、お好み焼きにソースが乗せられ広げられていく。

おっと、これで完成か、と我に返ったもやしはまだ早かった。
すぐそばの鉄板に油が伸ばされ、生卵を落として黄身を軽くつぶして準備完了。
お好み焼きがその半熟卵の絨毯に上にライドオン!
広島風ってこういうエンターテインメント性あるよね!
そんな感心している間もなくひっくり返され、火が通りきっていない卵の上にソースをタラリ。

「お待たせしました」

えぇ、お待ちしましたとも!
いざ、実食!! じゅるりと唾を飲み込むもやし。

5:実食!

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半月状の形でお目見えしたお好み焼き(広島風)。
しっとりとソースで濡れた姿は艶を感じさせます。
周囲をキャベツで覆われ、真ん中が生地なのは初めてです。逆なら見かけるんですけどね。

恐る恐るヘラを差し入れてザクザクと切り取って口へ運ぶ。
口の中で熱を持ったキャベツのシャキシャキと小気味いい音がこめかみに響く。
噛むほどにキャベツの甘味が増し、それと共にソースの強い味と香りが広がって美味い。
出してくれていたマヨネーズを付けた二切目はうまみ倍増。そうそう、お好み焼きといえばこれよっ!
次を切り取る手がすぐに出ます。

ここにきて入れてもらった油かすが襲来です。
サクサク、こりこりと面白い食感を楽しませてくれながらも、ジュワッと味が染み出てくる。
何これすっげー美味い。食べる機会の少ない油かすに悦ってしまう。

中央に行くほど厚みが増し、掛かっているソースが少なく感じるほどにキャベツの味が濃くなっていく。
ソースもそっとテーブルに置いてくれていたので、さらっと掛けて食欲増進。
関西風とか広島風とか小さい問題だよね。うん、美味しいって正義だから。一枚食べきるのに十分かかりませんでした。

そして気になるお代は600円。まさかの税込み!
また来るよ! 次は焼きそば、それも油かす入れて、だ!

6:反省点

外観撮るのを忘れたといったな。あれは真実だ。
だから後日撮りに行ったぜ! ひゃっはー!

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あれ……もやしが入った時と外観が違う……?
うん、のれんとかなかったもんよ。というか上の看板しかなかったんだぜ。
まさかお昼営業を終えた休憩中に突撃したのか?
いやいや、そんなはずは……うん、違うって。だって入ったの一時くらいだもん。
ほら、昼の営業一時半になってるし……はっ、ラストオーダーが終わった後だったのか?!
こうして後日見に行ったもやしはいまさらながらに面倒な客だったことを知るのであった。

というわけで、のれんと道路の看板がなければ初見スルーしちゃう外観ですよね?
もやしの思いが伝われば幸いです。行かれる際はぜひともお店に迷惑を掛けない時間でお願いします。もやしも気を付けますから。

それにしても和歌山の……特に昔からの小さなお店はネットに情報出てないんですよね。
ぼったくりを警戒しているってわけではないけど、ネットに存在しないってだけで一見さんお断りの雰囲気を感じません?
まぁ、だからこうしてもやしのような酔狂が記事にしたりするんでしょうね。

参考までにお店の情報を掲載しておきます。
正直情報がほとんどないので、行ってみた方が早いかもしれませんね。
(※正確な情報が必要な場合は直接店舗にお問い合わせください)

店舗名:勝広
住所:和歌山県和歌山市三沢町1-52
電話番号:073-427-2960
営業時間:11時~13時30分/16時30分~20時
定休日:月曜日(日曜営業)

何かご要望やおすすめのお店がありましたら教えて下さいね!
美味しいお店が多いのは間違いないので、是非とも一緒に開拓していきましょう!

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