残業vs「知識の収納庫の整理と、野外観察」

Xデザイン学校2022年度ベーシック日曜コース3回目。
会社では既存のビジネスの改善のワクでやってきた自分的に、本日ささったことは2つ。

①知識の収納庫、最近整理してる?

美しいビジネスモデルって、なかなか考え付かない。そこをどうやって考えるかという話になったときに、浅野先生の「知識ないのに新規事業開発してるのは、ムダ」という言葉がささった。


知識の収納庫と整理大事。
これってどんなことにもわりとはまるのではないだろうか。
私がやってるメディア運営・アプリでもしかり。
知識ない人が書いた記事は、俗にいうネットで量産される「コタツ記事」になりがち。コタツにはいってネットで調べものだけしてさらっとかいたようなやつは、読まれずにネットの海に消えてゆく。
反対に、綿密に調べて、体験して、本音で書いたようなものは伝わるし、時間をたってもよまれるし、評価もされる。

しかし自分、知識の収納庫、どれだけあるのだろう?最近整理してたっけ?

私はとくに今の仕事が好きだし、やりがいをかんじているので、ぶっちゃけ残業をしても気にならない方だ。
KPIも目標数値もめちゃくちゃ好きだ。エクセル等指標関係の数値見てるとうっとりする。「作ってくれてありがとう、これないと生きてけない…」とすら思う。

反面、目の前の仕事や残業、事業数値にとらわれて仕事をこなしがちになりがちなタイプだ。要するに視野狭窄に陥りやすい性格。
(下手すると、顧客には何の役にもたたない、KPIハックとか考えてしまうタイプかも…アカン…)

ビジネスに大事なのは野外観察、知識の収納庫の整理。

料理したり、子どもとケンカしたり、美術館にいって「この色彩やばー」と感動したり、生活者としての視点を持ち生々しい体験して、いちいち概念化して整理するプロセスが大事なのを痛感した。
そして最近、いそがしさにまぎれて抜け落ちがち…。

残業もいいけど時にはちょっと横においておいて、野外観察しようと思った。エスノグラフィで自分の価値観を超えていこう。

まずはどこからがいいかな…と思ったが、「インフォーマントを1人つくる」という点からなら、とっつきやすそうだ。
いまの裁量でできる範囲から、調査設計、ちと変えてみようと思う。

いま会社でよくやってるようなな、マーケティング・既存のビジネス改善目的の調査に加えて、エスノグラフィも自分のものにしていきたい。

②「イノベーションとは新しい組み合わせ」

企業は垂直統合やりがち論…

自分が仕事している中、「自社内のリソース確認」はまず絶対やるので、あるあるすぎて笑えて来たw
視野狭窄…。

垂直統合じたいはいいことだし、資源の有効活用はすべきと思う。
しかし、「データが石油」的な昨今、スケールしないとデータはとれない、世の中を変えられない。
データが必要ないま自社で何でもやろうと思うと、イノベーションは確かにむりだよなーと感じた。
(自社でとってるデータみても、確かに偏りはあるのかもしれない…)

「じゃあ何のデータが必要なのか?どこと組めばそのデータ手に入るのか?」を考えて、新しい組み合わせを考える必要がある。
しかしそ新しい組み合わせを検討するにも、事業モデルと収益モデルのビジネスモデルがちゃんと考えられていないとムリだ。

結局はビジネスモデル、そしてそのビジネスモデルの美しさ。
ただし現状、美しいビジネスモデル作りとか、大それたことができる自信なんてまったくない。

でもまあ、今回の日曜コースで失敗してもべつに死ぬわけでもないし、たまに浅野先生にイジられたりディスられるくらいで多少はずかしいだけだし(?)、いろいろ笑ってごまかしつつ、これからの会を機会に考えてみようと思う。

第1~3回をやってみて思ったこと


Xデザイン学校のありがたい点は、昨今のビジネスモデルの流れをわかりやすくクリアに説明してくれる点だ。

最近、経営戦略・ビジネスモデルの話に興味が出て、「MBAマネジメントブック」を毎日4ページ読んでいる。(時々ノルマをこなせない日もあるけど、淡々と続けてる…)

MBA界隈では有名なこの本、経営戦略関係の基礎がしっかりまとまっててとてもよいのだが、2008年改訂3版とちょっと古め…。

昨今のプラットフォームビジネス、データドリブンな話、シェアリングエコノミーとかは出てこないことにモヤっとしてた。

しかしXデザイン学校の第1~3回で最近のビジネスモデル関係の要点を語っていただけて、かなり視点が整理されてきたのが、非常にありがたい。

最近ビジネスの流れがはやすぎて、ふだんのニュースだけ追いかけてると、大きながながれの要点をつかめずに「時代についていけてない…?」とモヤるので

人と会話するときに必要な、基礎的な知識や歴史の流れ?やビジネス古典を本で学びつつ、昨今のビジネスモデルも並行して学んで、事業化するすべを身に着けていきたい。


…というわけで生活者の一員として、これから趣味のゲームをやろうと思いますw

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