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  • 読書メモ

    最近読んだ本を記録していきます。

最近の記事

『ゆるい職場-若者の不安の知られざる理由』古屋 星斗(2022)

キャリアに関する新刊ということで購入。 内容メモ・職場に関する新しい法律(筆者いわく職場運営法)が2010年代後半に施行・改正されたことで、大企業中心に残業時間など「ゆるい職場」に変わってきている。 ・「ゆるい職場」により若手社員の職場環境などに関する「不満」は低下したが、成長実感など将来への「不安」は高まっている。 ・「ゆるい職場」は若手社員の教育にも影響。以前のように100%育てきることが難しく、社外で経験を積む重要性が高まっている。 ・「横の関係で育てる」事例と

    • 『やりたいこと探し専門心理カウンセラーの 日本一やさしい天職の見つけ方』中越 裕史(2019)

      ずっと手元にあり、キャリアについて考えることが最近多いため読むことに。 読書メモ・明らかに相談者さんの年齢が上がってきている。20代後半から40代後半がメイン。50代の相談者さんも珍しくない。 ・カウンセリングをしていて最も相談者さんの個性を感じるのは「この仕事には意味がある。何に対してそう感じるか」 ・50代、60代の方の方があまり年齢を気にしていなく、20代後半から30代半ばの方が一番年齢を気にしている。 ・思い込みは知識ではなく、体験知でないと変えられない 食わ

      • 『大学は何処へ 未来への設計』吉見 俊哉(2021)

        教育、大学関係の新書を探していて比較的新しかったので購入。 内容メモ・オンラインの双方向授業には、予想以上にポジティブな反応。 ・日本の大学に根強い年代的同質性は、大学本来の知的創造性を恒常的に疎外してきた。(社会人が少ない) ・国立大学法人化により競争的資金獲得の重要性が高まり、理系の立場が強まった。 ・1990年代大学院重点化で大学院生数が激増。・・・日本の企業の多くは新卒一括採用の仕組みを変えなかった。 ・「大学の年間スケジュールが留学の妨げとなった」がアンケ

        • 『大学入試 担当教員のぶっちゃけ話』櫻田大造(2013)

          なじみのあるテーマ、なじみのある先生が書かれた本ということでずっと手元にあったが、やっと読んでみた。 内容メモ・2013年度入試で立教と青山、学習院が地方入試をやっていない。早慶はもちろん。 ・体育会系の学生は就活面で偏差値+5ぐらいにみられる。 ・研究業績が可視化されると同時に研究発表への圧力も高まっているのは、間違いない。 ・補欠合格者は入試の偏差値に影響を与えないことがフツー→偏差値の底上げを目指す ・予備校講師から教授、そういう人も多い。(著者も何人か知って

        • 『ゆるい職場-若者の不安の知られざる理由』古屋 星斗(2022)

        • 『やりたいこと探し専門心理カウンセラーの 日本一やさしい天職の見つけ方』中越 裕史(2019)

        • 『大学は何処へ 未来への設計』吉見 俊哉(2021)

        • 『大学入試 担当教員のぶっちゃけ話』櫻田大造(2013)

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          39本

        記事

          『「就活」の社会史 大学は出たけれど・・・』難波功士(2014)

          この本も2014年刊行。興味のあるテーマなので読むことに。 感想・昔に比べて変わっている部分もあれば、変わっていない部分もある。 変わった部分:露骨な差別がなくなった、面接できいてはいけないことが増えた、リクルートの誕生、リクナビなどの誕生、それにともなって大学の就職部の力が弱まった、それに伴い学校成績の重要性も弱まった。(就職部経由の求人が減った) 変わっていない部分:面接などの選考におけるHOW TO本の存在、それに依存することへの批判、いつでも社会の関心事(特に新

          『「就活」の社会史 大学は出たけれど・・・』難波功士(2014)

          『就活下克上 なぜ彼らは三流大学から一流企業に入れたのか』山内太地(2014)

          だいぶ前に買った本だが、最近勉強したいテーマが教育・キャリア系なので読むことに。 内容メモ・景気が改善しても未就職率が中堅の大学で改善しないとの指摘がある。(アカデミックでもなければ職業教育に力を入れるわけでもない) ・就職フェスには空いていて、かつ企業の担当者が疲れているであろう夕方の時間帯に元気よく行く。との学生も。 ・文京学院大学 職員5・6人で年間300社を年に2・3回まわって企業研究 ・日本の大学のほとんどは学生運動期に学生寮を廃止、海外では全寮制が当たり前

          『就活下克上 なぜ彼らは三流大学から一流企業に入れたのか』山内太地(2014)

          『自治体と大学――少子化時代の生き残り策』田村秀(2022)

          書店で見かけて、興味あるテーマだったため購入。地域おこし協力隊とか自治体と大学で連携している募集も見かけていたので、それもイメージした。 内容メモ・1980年代〜90年頃にかけてアメリカの大学の日本分校誘致が行われていた。そのうちの一つがミネソタ州立大学機構秋田校で、現在の国際教養大学。多くの分校は廃校。 ・首都大学東京は4つの大学(東京都立大学、東京都立科学技術大学、東京都立短期大学、東京都立保健科学大学)を統合・再編して2005年に新たに誕生した公立大学。石原都政によ

          『自治体と大学――少子化時代の生き残り策』田村秀(2022)

          ワンランク上の大学攻略法-新課程入試の先取り最新情報(木村誠)2022

          新課程入試のことは気になっていて、書店で最近の本だったため購入。 木村さんの本は今までも読んだことがあったので、少し懐かしい気持ちもあった。 内容メモ2025年度の共通テスト ・「情報」が加わり6教科となる。 ・近現代中心の「歴史総合」、「地理総合」、主権者教育を柱とする「公共」が新科目。 その他 ・学校推薦型選抜、総合型選抜ではコロナ禍を多くの大学が小論文で取り上げた。『コロナ後の世界を生きる――私たちの提言』からも出題。 ・大学構成員の合意を基本に設立される

          ワンランク上の大学攻略法-新課程入試の先取り最新情報(木村誠)2022

          『キャリア教育の心理学』下村英雄(2009)

          大学の図書館で手に取り、わかりやすそうだったので読んでみることに。 内容メモ・キャリアとは道を車がずっと通っていくような「続くもの」という考え方が重要になってくる。 ・キャリア教育は修学旅行と似ているところがある。 ・キャリア教育の本質をひとことでいうと「まぜる」。 ・「頭脳労働」「肉体労働」「感情労働」→頭を使うか、体を使うか、気を使うか ・子どもの職業希望は純粋な「夢」や「憧れ」を反映したものというより、他者と比較をした結果から出てくる。また、どちらかというと「

          『キャリア教育の心理学』下村英雄(2009)

          『なぜ中学受験するのか?』(おおたとしまさ)

          主に中学受験を専門とするおおたとしまささんの新書。読むのは『受験と進学の新常識』『中学受験「必笑法」』以来3冊目。 内容メモ・超進学校では中学校の段階で幾何と古典に力を入れる。→思考のOSの性能が高まる。 ・高校受験は世界的に珍しい。中高一貫は思春期を高校受験なしで過ごせるというメリットがある。 ・「らしさ」≒「学校の文化」≒「ハビトゥス」≒「その学校に特有の非認知能力のブレンド」 これらを身にまとうことこそが私学へ通う意味。 ・グリットなど非認知能力は今の教育のトレ

          『なぜ中学受験するのか?』(おおたとしまさ)

          教員採用試験 速攻の教育時事 2023年度版

          教育、キャリアに関する知識を深めたいと思い購入。 教員採用試験向けの本だが、教育時事についてわかりやすく網羅されている。 内容メモ内容で気になったところをピックアップ。 ・学校間での接続(幼小、小中、中高、高大)。小学1年生での暴力行為発生件数が2010年度から2020年度にかけて10倍になっているとのこと。(小1プロブレム) ・教員の働き方改革。外部人材を導入する動きが進んでいるそう。専門スタッフは以下の4つの領域に分けられる。 1.心理や福祉 2.授業等において教

          教員採用試験 速攻の教育時事 2023年度版

          プランター菜園日記6/5(ミニトマト、パプリカ、枝豆)

          ミニトマトは直植えしている ミニトマトはプランターではなく、花壇に2つ直植えしています。 緑色の実がいくつかなっていますが、去年はここから赤くなるまで時間がかかった記憶があるので、気長に待ちたいと思います。 花もこんな感じで咲いています。 枝豆は芽が出てきた ポットに植えていた枝豆は芽が出てきました。 一番奥の列が水やりをあまりせず、日当たりもそれほどよくなかったポット。 手前2つが水やり多めで、日当たりもよかったポットです。 少しではありますが、違いがあると

          プランター菜園日記6/5(ミニトマト、パプリカ、枝豆)

          プランター菜園日記(赤パプリカ、枝豆、しそ、サンチュ、トウガラシ、オクラ)2021-06-01

          今日からプランター菜園の記録をつけていくことにしました。 赤パプリカはつぼみが多すぎるかも 赤パプリカは今年初挑戦。 仕立てのやり方がわからず試行錯誤の状態・・・ つぼみが多いので、もう少し剪定するほうがいいのかもしれません。 枝豆はプランターとポットで同時進行中 枝豆は3週間ほどあいだをあけて、プランターとポットで栽培中。 プランターのほうはひょろっとしすぎていて、少し心配です。 ポットは種まきしてからまだ3日。 水やりの頻度に迷っているんですが、順調に芽

          プランター菜園日記(赤パプリカ、枝豆、しそ、サンチュ、トウガラシ、オクラ)2021-06-01

          本屋になりたい-この島の本を売る(宇田智子)2015年

          熟読度★★★★★ 2年ぐらい前に読んだ本。改めて読んでみたくて、内容もメモに残すことにした。 内容メモ・学生時代の本屋でのアルバイト→新刊書店へ新卒で入社→那覇へ異動→前店主から引き継ぐ形で沖縄の市場近くで古本屋を開く。 学生時代の本屋でのアルバイト ・閉店後に棚や平台の整理をしていると、ほっと息がつけました。本を触るうちに気持ちが落ちつき、本屋で働いてよかったと思えました。 ・本屋の業務は多岐にわたり、ここでどんなに長く働いてもすべての仕事をこなせるようにはならな

          本屋になりたい-この島の本を売る(宇田智子)2015年

          1行バカ売れ(川上 徹也)2015年

          自分のなかでおなじみの川上さんの本。ステーキのカバー写真がおいしそう。 現在、月額読み放題サービスKindle Unlimitedの対象にもなっている。 内容メモ・(コピーライティングの本について)アメリカの古典的なものから、最近日本で出版されたものまで、・・・極限すると本質的にはほとんど一緒の内容。 ・近大マグロの養殖。32年もの時間をかけて到達。 ・新奇探索性-損害回避性 ・「ゴールはケチャップみたいなもの。出ない時は出ないけど、出る時はドバドバ出る」 ・(広

          1行バカ売れ(川上 徹也)2015年

          就活ジプシー(北野 正人, 佐川 健太郎)2018年

          新たな言葉が生まれた?リッチピクチャーって何?気になり購入。 内容メモ・ジプシー(放浪者)が増えていて、その背景などを解説。リッチピクチャーの話は思ったより少なめ。 ・(今の就活世代)成功体験のロールモデルが、圧倒的に不足。(リーマンショック、311など) ・新卒一括採用、人事面のコスト(研修、人事評価など)を大きく軽減するというメリットも。 ・バブル崩壊以降、事業ごとの分社化を推進。本社機能は「ホールディングス」として集約。損失が大きな事業を切り離しやすくなる。→「

          就活ジプシー(北野 正人, 佐川 健太郎)2018年