『大学入試 担当教員のぶっちゃけ話』櫻田大造(2013)
なじみのあるテーマ、なじみのある先生が書かれた本ということでずっと手元にあったが、やっと読んでみた。
内容メモ
・2013年度入試で立教と青山、学習院が地方入試をやっていない。早慶はもちろん。
・体育会系の学生は就活面で偏差値+5ぐらいにみられる。
・研究業績が可視化されると同時に研究発表への圧力も高まっているのは、間違いない。
・補欠合格者は入試の偏差値に影響を与えないことがフツー→偏差値の底上げを目指す
・予備校講師から教授、そういう人も多い。(著者も何人か知っている)
・予備校講師、入試問題の予測、入試担当教授の専門分野から著作や論文にあたり推測。
・著者、新卒で入った銀行を8ヶ月で見切りをつけた。林修先生と同じ銀行でほぼ同時期。(重なってはいない)
・採用担当者「自然体にやれば上位校に集中しすぎるのでむしろ意識的に分散させているほど」と語る人もいる。
・著者曰く「文系で語学を熱心に学習している学生は、やはり筆者の印象では、一皮むける感じがする。」(P249)
・そもそも文系の学者自身が、ほぼすべて読書量で勝負していると言っても過言ではない。
・筆者は、大学という場は、「社会に出てからする苦労を少し先取りできる場」だと考えている。
感想
・中高の先生は大変とよくいわれるけれど、大学の先生が大変という話はそこまではきかれない。義務教育じゃないし、身分も違うしかなぁ。
・大学は近くでよく接してきたけど、それでもまだまだ知らない世界がいっぱいあるというのがよくわかる。
・「補欠合格者は入試の偏差値に影響を与えないことがフツー」というのは本当だろうか?
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