昆虫食

モンクロシャチホコ

ブンブンスカイファームのプラムの木の下に行くと、まるで雨が落ちてるのかと勘違いするように黒い糞が落ちてくる。見上げてみると毛虫がたくさんいて、葉という葉は虫に食べられてほとんどなくなっている。プラムの木は大きく育っていて、蜜蜂の巣箱がその下に置いてある。農薬を撒くわけにもいかない。困ったことに蜜蜂は最低でも2キロメートルは離れた場所に持っていかないと、元いた所に戻ってくるという習性がある。
毛虫の幼虫は、大きくなってきたら幹を這って降りてきて、土の中にでも入りたいのか、そこらじゅうを這い回っている。気持ち悪い。
何の幼虫だろう? ネットで調べてみた。まず毛虫の写真から探した。どうやらモンクロシャチホコのようだ。
「モンクロシャチホコ」と入力すると、「幼虫が食べられることで有名なモンクロシャチホコ、成虫の姿は?」というのが、トップにヒットした。クリックすると、集団でいる小さな赤い毛虫と大きな黒い毛虫の写真が出ている。次に成虫の写真も出ているが、これは何となく可愛い。
チョウ目シャチホコガ科の昆虫で、北海道から九州に分布しているという。

食糧不足になり昆虫を食べる時代がくる?

何のてらいもなく幼虫が食べられることで有名なモンクロシャチホコ! と書いてある。まさか日本でそんなに昆虫を食べる人がいるわけではあるまい。ネットで記事を読んでもらうために、このような書き方をしたのだろう。
何年前のことだったか、国連が昆虫食を推奨するという記事を読んだ。
人口が増えると食糧難になるので、昆虫も食べなければならい日がやってくるようだ。
もともと日本ではイナゴの佃煮を食べていたようだ。私の育った南九州では、その習慣はなかった。
長野県でイナゴ、蜂の子を食べるというのを養蜂関連の書物で読んだことがあった。というのは私の子供のころ、養蜂家の父が蜜蜂の幼虫をとってきて炒めて食卓にのぼっていた。芳ばしい香りがしておいしかった。しかし、年を重ねるごとにその姿が食べる前に目に浮かび食べなくなってしまった。

昆虫自動販売機

昆虫食についてネットで検索していくと、大都会の中央から地方の街道沿いまで日本全国に、昆虫の自動販売機が置いてあるようだ。
私は見たことはない。
いろいろな昆虫を販売しているようだ。韓国、中国、タイ、ベトナム、ラオスなどの東南アジアの国々で、いろいろな昆虫を食べているというのを以前書物で読んだが、その本は散逸してしまって手元にない。
おそらく輸入して自動販売機で売ってるのだろう。姿がそのままのものは、いかにもゲテモノ食いに人気があるのかは知らないが、気持ちいいののではない。
乾燥させて粉にしたのを加工してあれば、知らないうちに食しているかもしれない。


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