掟想視

電子書籍をKDPにて出版中 https://amzn.to/2PYq02N

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最近の記事

ネット記事から着想を得る時

 ついつい読み込んでしまうネット記事には、共通してある特定の魅力がある。その魅力とは記事自体の内容だけでなく、その記事が意図して伝えたいことの先にある「こうしたら解決できるのに」とか「こう考えたらいいのに」というような、こちらからのアドバイス的な意見が生まれる要素が含まれていることだ。  たとえば社会問題や日常の悩みについての記事を読むと「こういう解決策があるのに、なぜ書かれていないんだろう」とか、「この記事の考え方をもっとこういう風にしたら、もっと良くなるのに」というような

    • 自分の完璧から始める商品作り

       この世に完璧な商品は存在しない。それが現実だ。だからこそ完璧を目指して商品作りをすることが重要になる。だが、その完璧さとは他人の基準ではなく自分にとっての完璧だ。自分が納得できる商品を作ることが、まず第一のフェーズになる。  自分にとって完璧な商品ができたら、それで終わりではない。次に考えるべきは、マンネリや飽きを避けるための工夫だ。長く愛される商品を作るには常に新鮮さと意外性を持たせる必要がある。ここでの意外性とは単に奇をてらうだけではなく他人にも受け入れられるように調整

      • コンテンツは平日に作る

         サラリーマンがコンテンツを作るなら、平日に作業するのがおすすめだ。なぜなら平日に気晴らしとして創作に取り組むことで仕事もコンテンツ制作もどちらも気楽に続けられるからだ。もちろん、休日にまとまった時間を作って一気に仕上げるという方法もあるが、それだと平日にエネルギーが枯渇する危険性がある。  平日は、仕事で疲れた後にちょっとした創作活動を行うことで、リフレッシュすることができる。これにより、ストレスを解消し、心身のバランスを保つことができる。さらに、毎日少しずつ進めることで、

        • おすすめの精度がサービスの質

           おすすめに出てくるものの精度でネット上のデジタルサービスの質は測れる。どこのデジタルサービスも商品のラインナップは大して変わらないので、おすすめ機能がどれだけ的確かが実際にサービスの使い勝手を大きく左右する。これが現在のデジタルサービスの世界でのユーザー満足度を決める重要な点になる。  まず商品のラインナップ自体は、どのサービスでも大きな違いはない。特にネット通販やストリーミングサービスでは取り扱う商品やコンテンツの種類はほぼ同じだ。Amazonや楽天のような大手通販サイト

        ネット記事から着想を得る時

          人間関係は一級のエンタメ

           人間関係で何があったのかを探るのは一級エンタメと言っても過言ではない。どんなに知られてない一般人でも人間関係上のトラブルなら興味深く多くの人が視聴するコンテンツになり得る。これは、人間の本能的な好奇心が関与しているからだろう。  まず人間は他人の生活や行動に強い興味を持つ生き物だ。これは古代からのサバイバル本能に根差している部分だ。誰が信頼できるのか、誰が裏切るのか、こういった情報は生存に直結していた。現代においても、他人のトラブルや問題を通じて自分自身の行動や判断を見直す

          人間関係は一級のエンタメ

          動画や音声からの情報取得の面倒さ

           動画や音声メディアコンテンツは、文章よりも情報の取得が面倒くさい。まず、動画や音声は視覚や聴覚に依存していて、情報を得るのに必ず一定の時間がかかる。例えば、動画で10分間の説明を視聴するのに、実際に10分かかる。対して、文章なら速読ができるし、目次や見出しをざっと見て、必要な情報だけを素早く拾い上げることができる。  仮に再生速度の調整ができるとしても、基本的に順を追って進む形式だ。これは逆に言えば、途中の不要な部分を飛ばすのが難しいということ。文章なら、一目で必要ない部分

          動画や音声からの情報取得の面倒さ

          ここ何回かの記事にChatGPT-4oを利用したが

           ここ何回かの記事にChatGPT-4oを利用したが、下手に人間味がある分、正直3.5よりも使いづらかった。まあ成立してそうな文章がすぐに書けるのだが、薄っすら漂うGPT感がどうしても拭いされず、手を入れようにも、明確にここが変というところがなく、文章の言い方を変えたり無駄な部分を削ったりする作業に終始した。  あまりに緻密に「固く」構成されていて、ちょっと改変するだけでも他に影響する。その範囲が大きいので、一文を整えるのもかなりの時間がかかった。  それだけ人間らしいと言え

          ここ何回かの記事にChatGPT-4oを利用したが

          余裕がないと新しいものには挑戦できない

           当たり前だが、新しいことに挑戦するためには、心に余裕がないと難しい。余裕がないと、どうしても目の前のことで手一杯になってしまい新しいアイデアやチャレンジに取り組む余裕がなくなる。つまり、何をするにもまずは余裕づくりが大切となる。そんなことは自明ではあるが、余裕が必要な理由をいくつか挙げてみよう。  まず心の余裕がないとストレスがたまりやすい。ストレスは思考を幅を狭くして創造的なアイデアを生み出す妨げになる。忙しい日々の雑事の中で次々とやらなければならないことがあると目の前の

          余裕がないと新しいものには挑戦できない

          AIには書けない文章

           AIが絶対に書けない文章とはどういうものかについて考えてみる。AIは膨大なデータを基に文章を生成する能力があるが、限界も多い。  まず、個人的な体験や感情に基づく文章はAIには書けない。たとえば幼少期の思い出、初恋の体験、家族との絆など、人間個人の人生に深く根ざした出来事や感情を表現する文章についてAIに書かせるのは不可能だろう。一人一人の人生に独自の視点と意味があり他の誰も再現できないものである。AIはデータのパターンを基に推論することはできても、実際に体験していないこと

          AIには書けない文章

          あまり食べずによく動く

           世に溢れるダイエットはいずれも「あまり食べずによく動く」を多様な方向から切り取って提示しているに過ぎないと感じるため、それをまとめておこうと思う。  あまり食べずによく動くためには、次のような行動になるだろう。これを実践すれば健康的に体を動かし続けることができる……かもしれない。 食事の質を高める  食事の量を減らす代わりに栄養価の高い食品を選ぶことが重要だ。野菜、果物、全粒穀物、タンパク質源をバランスよく摂るようにしよう。ジャンクフードや加工食品を避けることで、少量でも

          あまり食べずによく動く

          事実よりも概念

           事実を調べて書くのは、正直面倒くさいし、割に合わないことが多い。事実を追い求めるためには、多くの時間と労力がかかるし、その努力が必ずしも報われるわけではない。例えば歴史的な出来事を調べるためには複数の信頼できるソースを参照し情報を確認しなければならない。それでも誤情報やバイアスが入り込む可能性はゼロではない。  一方、現代の情報過多な社会では読者も膨大な情報に圧倒されている。読者が求めているのは、単なる事実の羅列ではなく新しい視点や洞察だ。事実を知っているだけではなく、その

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          承認欲求と「言い方がキツイ人」

           言い方がキツイ人はいったい何を考えているのか……という記事が以前話題になっていたが、その記事の言説は「自分が正しいからあとは知らん」的な切り口から論じており、いまいちピンとこなかったものの、考えるきっかけとしてはなかなか良く、その「言い方がキツイ人」もパターンは色々ありそうなので、自分なりに「承認欲」の切り口から考えてみようと思う。  言い方がキツイ人は自分が正しいかどうか以前に他人を無意識に下げてマウントを取ってしまう傾向にあるのではないか。これは単に性格や習慣の問題では

          承認欲求と「言い方がキツイ人」

          「自分の強み」が活かせる状況にはまずならない

           皮肉にも自分の強みが活かせる状況に巡り会うことは実際にはほとんどない。これはなぜなのか、いくつかの理由を挙げてみる。 過剰適応の罠  まず、自分の強みを持っている人は、その強みを活かせる場所に自然と行きたくなるが、現実は甘くなく、過剰適応の罠に陥ることが多い。  つまり、自分の強みを活かそうと適応しすぎてしまい、本来の強みが見えなくなってしまうのだ。例えば、リーダーシップ(組織への忖度と部下への指導)が強みだと自認している人間が、保守的な組織の方針に過度に適応しすぎて単な

          「自分の強み」が活かせる状況にはまずならない

          日記ではなく日付を書くことから始める

           この世の真理の一つに「やり始めたらやる気が出る」というものがある。しかし「やり始めるやる気が出ない」というのもまた真理である。  そこで「やる気がなくてもやれることをやる」によってそのハードルを超える必要がある。  たとえば日記が続けられないという人は多いが、おそらく手書きだったり、日記帳をどこかにしまい込んでいたりするからではないか。アナログの日記は非常にハードルが高い。それならスマホのメモ帳に日記を書けばいい。  しかしスマホであっても日記の中身を書くとなるとハードルが

          日記ではなく日付を書くことから始める

          特化ジャンルの文字コンテンツ作り

           このnoteのように興味の赴くまま、思いつきを膨らませて書き殴る形式(雑記型)の文章は個人的には満足度が高く、継続的にコンテンツを作るとしたらこのスタイルが最適なのだが、狙って有益な情報を提供する場合、何か一つのジャンルに特化したものがいいだろう。その際に重要な要素を以下に列挙する。 ターゲットの明確化  まず、どのジャンルに特化するか決めたら、そのジャンルの中でもターゲットとなる読者を明確にする。ターゲットが誰なのかを理解しないと、どんな内容が求められているかも見えてこ

          特化ジャンルの文字コンテンツ作り

          新規性の高さは危険と紙一重

           以前より何となく発想力や創造性というものはいわゆる「頭の良さ」みたいなものとは乖離していると感じていた。頭の良さの大きな指標となっているのはIQだが、IQはパターン認識能力とニアリーイコールである。パターンから創造性を導き出すことはあまり無く、IQの高さは創造性というよりは最適解を見つける方向に使われるような気がする。  マーケティングのように市場の動向を探る際はIQが重要になりそうではあるが、前例がまったく存在せず、世に出した時、本当に売れるかどうか判らないくらいの新規性

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