見出し画像

江戸東京博物館

今日、墨田区両国にある東京江戸博物館に行ってきた。ちなみに、ここに来るのは二度目。大学時代にも来た事があった。
この博物館の良い点として、写真撮影が許可されてるという事(禁止エリアもあるが)。スタッフの人に一応確認したが、商業目的でなければSNS等に掲載するのもOKらしい。

江戸の町。

明治時代の銀座。この辺りは関東大震災で壊滅してしまったらしい。写真には収まってないが、至る所に新聞社のオフィスがあったので、ジャーナリズムの中心地だったようだ。ちなみに、有名な銀座和光が出来るのはもっと後の話。

ニコライ堂。これもまた関東大震災で倒壊しており、今現存してるのは修復後のモノで、デザインが微妙に違う。ちなみに竣工当時、他にデカイ建物が少なかった事もあり、この教会が神田の丘の上から、皇居を見下ろすようなコントラストになってしまい、右翼がブチギレたらしい。今は他に高い建物がたくさん出来てしまって、ニコライ堂はコンクリートジャングルに埋もれて目立たない存在となってしまった。

そして、お目当ての凌雲閣(別名:浅草十二階)。当時、日本で最高の高さを誇った高層建築物。土台は八角形、煉瓦造り。そして、この美しき凌雲閣も関東大震災で倒壊してしまった。ああ、憎い。多くの建造物や風景が、地震と空襲で破壊されてしまったのだ。勿体ない勿体ない勿体ない。

こんなものも発見(笑)
当時は労働運動は相当警戒されていたようで。まあ時代背景を考えれば、当然なんだけどね…。蟹工船とか読むと、いかに労働者が虫ケラのように扱われてきて、対抗手段が無かったのかと思うと気の毒だ。
今の時代、わざわざ組合に頼らないでも、ボイスレコーダーで上司の暴言を録音して「パワハラで訴えるぞ!」と言えば、案外勝ててしまったりする。当時の労働者が知ったらどう思うだろうか。。

鹿鳴館。時間になると屋根がパカっと開いて、舞踏会が始まる。ビリヤードなんかをやっていたらしい。こうやって西洋の顔色を伺っていたようだ。脱アジアを目指した日本だが、これから何十年が経過すると「鬼畜米英」だとかいって結局、欧米諸国と戦争する事になる。複雑怪奇なり。

楽しかった。また来よう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?