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全国のクセ毛民に捧ぐ、ドライヤーの使い方

 先日美容室へ行った。化粧品などにはお金をかけない方だが、髪にはお金をかける。というのも、ストレートだった髪が思春期のホルモンバランスの変化で大きなうねりのあるクセ毛に変化してからというもの、クセ毛は私の大きな悩みの種なのだ。雨が降れば広がるし、切り方によってはまとまらないし困った相棒なのである。縮毛矯正やストレートが必須だ。

 その日もクセが戻った残念ヘアで美容室を訪れた。私の髪を見るなり美容師さんが言う。
「結構出ましたねー。でもなんか私はこの感じも好きですけど。」
「そうなんですよ。なんかまとまらなくて私は嫌ですが…。」
そんな会話のあと、今回はクセが少し残っているが、痛みを考慮してストレートはかけず、しっかりトリートメントをすることになった。
 カットとカラーを終え、髪を洗ってトリートメントをし、元の席に戻る。

 濡れた髪をドライヤーで乾かしだすと…あれ?なんかクセがない。
「あーこれは乾かし方ですね。」
 そしてドライヤーの冷風の使い方を美容師さんにレクチャーしてもらうことになる。
 私は髪を乾かすのがとても苦手だ。せっかちなのでドライヤーの電源を入れてなんとなく風を浴びたら達成感を感じて終わってしまう。いつも半乾き。そしてそれは生活の中でそのうち乾く。

「ずっとドライヤーの温風を浴びていると本当に乾いてるのかわからなくなりません?」
美容師さんは言った。
「あるある、なんかいつも乾いた気になるもん。」
実際いつも乾いた気になって終わるのだが、冷えると乾いていない。

「そんな時、冷風に切り替えてドライヤーを当てて髪を触ると、乾いていないところだけ冷たいんでわかるんですよ。」
実際冷風を当てて触ると、乾いているところと乾いていないところは明らかに冷たさが違った。
「それに、髪って冷える時にタンパク質が固まるんでストレートかけたところとかがまっすぐになって変な癖がつきにくくなりますよ。」
その後もしっかり乾かすことの大切さを美容師さんにみっちり語られることとなる。

帰る時の私の髪はストレートをかけていないにも関わらずまっすぐだった。

全国のクセ毛民の皆さん。ドライヤーの冷風活用はいいですよ!



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