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浦添ようどれ

1月の下旬をむかえて沖縄では緋寒桜が咲いています。
ピンク色です。

気温は22度くらいでしたが、日差しが強くて暑かった……😵。
半袖で歩く人も見かけました。

寒くなったり暑くなったり気温の変化が激しいと疲れますね。
出かけたあとはぐったりしました。

この日は沖縄県の浦添市に行ってきました。

寒緋桜

「浦添ようどれ」をご存じでしょうか?

琉球王国の初期の王様のお墓です。1200年代に英祖王が築いたと言われています。

ようどれとは「夕凪」という意味のようです。波風がおさまって静かに眠れるようにという意味でしょうか? 風情がありますね。

ようどれは「夕凪」すなわち無風状態での波の静かなる意から転じてこの墓の名前になったとも言われています。また「ようどれ」とは、極楽のオモロ名ではないかとも言われています。

https://www.city.urasoe.lg.jp/sites/urasoe-envmap/zeniki/bunkazai/syousai/youdore.htm
浦添市ホームページ「うらそえプラス」より引用

入り口の看板を左に行くと浦添ようどれがあります。

階段を下りていきます。

琉球石灰岩にからみつく木の根っこがいい感じ。

これはおそらくハマイヌビワでしょうか?
ガジュマルやアコウとよく似た木です。

ここから左側に降りると、広場がありました。

広場から眺めた浦添ようどれです。上の方には浦添グスクが見えます。

浦添ようどれ

草むらにチガヤが咲いていました。
白くてフワフワの穂が可愛らしくて好きです。
昔は綿毛を傷の血止めに使ったとか。

あまり見かけない小さな花を見かけました。
何だろう?

赤い色を見て血を連想してしまいました。

ここはハクソーリッジと呼ばれる場所。
沖縄戦の激戦地でもあります。
詳しい話は次の記事で書きます。

浦添ようどれに向かいます。

ここは沖縄戦で大部分を破壊されてしまいました。
戦後に復元されたものになります。

手前にある西室が英祖王の墓、奥にある東室が尚寧王と一族の墓だそうです。

浦添ようどれ 手前が英祖王の墓
尚寧王の墓

英祖王の墓には四角の窓がついていました。
いったい中はどうなっているのでしょう?

英祖王の墓

こちらはすこし離れた場所にある、浦添グスク・ようどれ館です。
ここで英祖王陵内のレプリカを見学することができます。

お墓の中はこのような感じのようです。
先ほど見た窓がありますね。

説明図です。西室には3つの石厨子があるそうです。

西室のお墓の入り口を内側から見たものです。
お墓に入った人の目線になれます。

石厨子の中をのぞいてみると……

遺骨がありました。
ずいぶんリアルな感じです。
レプリカ……? ですよね。
ちょっとドキドキ。

こちらの石厨子の中にも……

割れた隙間からのぞくと、遺骨のレプリカ? が……。

石厨子の側面には仏像や花、獅子などの絵が彫られています。
沖縄に現存する最古の仏像彫刻だそうです。

浦添ようどれに行った際には、ぜひ浦添グスク・ようどれ館にも立ち寄ってみてくださいね。

次の記事では、浦添グスク跡とハクソーリッジについて書きます。

#浦添ようどれ
#沖縄

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