個人の寿命>企業の寿命 人並みで生きるかプロで生きるかを考えるときに抑えておきたいこと #朝渋 『これからの会社員の教科書 』トークセッションレポート
人生100年時代と叫ばれる昨今、東京商工リサーチの調査(2018年度)では倒産した企業の平均寿命は23.9年と、終身雇用に耐えられる企業が少なってきたといえます。
定年後を含めてどう働いていくのか議論されている中で、2019年末にzozotownを退職し、ネクストアクションが期待される田端信太郎さん。著書『これからの会社員の教科書 』について、そして「個人の時代」をキーワードに語ってもらいました。
人それぞれのコンテンツが強みを発揮する
これまでの産業革命以後、日本ではものづくり産業を中心に成長してきました。その背景には、労働のサービス化と知識化の均一化が求められ、もののアウトプットが主として評価されてきました。
その中で、ソーシャルが発達して、個人と個人との結びつきが強くなってきたことで、差を生み出せるクリエイターや、ホテルマンのおもてなし一つが価値として認識されてきたと田端さんは言います。
田端さん
会社員のままがいいのか、独立するかの2択で迷われている方もいますが、会社はプラットホーム。バンドで例えるなら、ギターアンプであり、私たちの人生で盛り上げるステージ、どう展開していくのかで自分で考えるべきなんです。
だから、会社を使ってフェスのような大舞台で奏でたいのか、個人事業主として路上ライブをしたいのか。もっと上手に使い分けが大事なんです。
一身にして二生を経るために
現在、複数の企業のアドバイザーや顧問を務める田端さんは、これまでサラリーマンの経験をもとに「個人と会社員、両方の橋渡し」を目指していると語ります。なぜなら、アイデアを新しい、古いで優劣をつけるものではなく、批判の対象にしていくものではないから。
かの福沢諭吉さんは、「一身にして二生を経る」と伝えていますが、自身の体は一つ、でも2つの人生を生きるために、「当たり前の基準をあげること」を心がけていると言います。
田端さん
転職において、20代後半は年齢によって「レベルをあげるか」「フィールドを変えるか」で考えた方がいい。
レベルをあげるというのは、組織によって当たり前のレベルが高い集団にいることで、自分自身の当たり前のレベルが上がっていくから。フィールドを変えるのは、組織の上にいけばいくほど、部下は権威を勝手に感じてしまって、間違いを指摘できず、ミスが増えてしまう。たとえ、同じぐらいのレベルの人ならなあなあとなって健全ではなくなる。先生にならないように、フィールドを変えることも必要なんです。
編集記
今回、「超一流の習慣」をテーマに著書について、またこれからの時代を生き方を指南していった田端さん。沖縄でも会場に集まってくださった人と今回の内容を深めるために、シャアしていきました。フリーランス、そして会社に務める人の意見を混ぜながら2020年の始まりにぴったりなひとときになりました。
主催:朝渋
田端信太郎さん
会場:おきなわダイアログ
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