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支援事例「福祉と観光 共存のカフェ作りたい」

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令和 3 年 6 月 6 日 沖縄タイムス経済面掲載

「石垣島クッキー」完成

 ◆ 企業名 MantaFrog GateWay合同会社
 ◆ 業 種 食品加工販売
 ◆ 所在地 石垣市登野城
 ◆ 資本金 非公表
 ◆ 創 業 2021年5月
 ◆ 従業員 非公表

【相談】
 障害のある方と支援者が協働して新しいスイーツ文化を創り出し、八重山の地域と観光市場で求められる人材の育成を実現できるようなカフェを始めたい。


【回答】
 代表者の橘田真さんがかねてから進めていた石垣島への移住・創業計画の最初の相談は2020年の春。だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で来島することもできない状況の中、WEB会議システムを利用したオンライン相談から始まった。
 島でカフェを創業したいという相談者とビジネスパートナーの崎山秀美さんは「石垣島生まれの新たなスイーツ文化を創造し、観光客や八重山諸島に住む人々を笑顔にする」との強い思いと、「アーティスト(障がい者)とソーティアン(支援者)とが協働し、携わる人々が輝き、豊かな共存社会のさらなる環境づくり(人材育成)の拠点を作りたい」とのコンセプトを描く。
 まず石垣島の現状について説明した上で、取り組むべき事と優先順位をアドバイスした。具体的には「マンタフロッグブランドの構築」という目標に向け、開業への第一歩としてSDGs(持続可能な開発目標)の具体的な取り組みと、中期的なブランドのステップアップを事業計画に落とし込むことに加え、連携先の選定やプロモーション方法の策定を提案した。
 次に地域との連携では、行政や福祉施設に思いを伝えて十分なコミュニケーションを図り、地域の求める持続可能な事業を共に進めることで、着実に取り組みを進めていった。
 そして最大の課題が、未経験な商品の企画開発。ブランドを代表する商品としてどのような製品が適しているのかを、消費者や製造するアーティストの視点から考え、試行錯誤を繰り返した。たどり着いた結論は、シンプルで展開性の高い、地域を象徴する商品「石垣島クッキー」の構想である。
 思いを形にするため何度も試作を重ね、完成にたどり着いた。製造加工施設との調整も進み、ついに今年8月には石垣島での第一歩として物販店舗の開業が決まる。
 今後は現地での店づくりと事業計画に則して実行していくことになる。開店までいくつかの課題はあるが、WEB相談も活用しながら、最適な課題解決をサポートしたい。問い合わせはマンタフロッグカフェ、電話090(9842)1011。
(県よろず支援拠点コーディネーター・池淵功寛)

※経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は電話098(851)8460の沖縄県よろず支援拠点またはお近くの商工会へ問い合わせください。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e11947233.html

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