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支援事例「犬への思いをカタチにしたい」

令和 5 年 7 月 16 日 沖縄タイムス経済面掲載

屋内ドッグランを開業

 ◆ 企業名 U and One OKINAWA(ユーアンドワンオキナワ)
 ◆ 業 種 屋内ドッグラン事業
 ◆ 所在地 八重瀬町
 ◆ 資本金 個人事業主
 ◆ 創 業 2023年4月
 ◆ 従業員 5人

【相談】
 音楽イベント請負業など、エンターテインメント業界を活動の場としてきた。しかしコロナ禍の影響を受け仕事が激減、将来の見通しがたたないので、これを機に自分がやりたかったことの事業化の構想を相談したい。

【回答】
 代表の廣瀬陽子さんはこれまで個人事業主として、沖縄のエンタメ業界に身を置き著名人のコンサートやイベントのディレクションなどを行ってきた。しかしコロナ禍の影響で仕事が無くなるなどの影響が出始め、事業の将来性への不安から2021年8月に相談に訪れた。
 自分の本当にやりたかったことを見つめ直してみて、元々愛犬家の廣瀬さんは、犬に対する思いをカタチにしたいとの思いに至った。心機一転、新事業を進めるために何か支援施策を活用できないかという相談内容であった。
 該当する補助事業の内容を理解してもらうために事業の目的や意図をしっかり説明した。応募に当たっては第三者から見て「廣瀬さんしかできない事業」であることを伝える必要がある。多角的に事業計画策定へのアドバイスを行い、ご自身で計画書を作成、応募し、「事業再構築補助金」に採択された。
 開業までの間、銀行からの融資が下りなかったり、役所からNGが出たり、場所の変更を余儀なくされたりなど、さまざまな困難にぶつかった。廣瀬さんはそれぞれの問題を、冷静にしっかりと、強い意志をもって対処して、事業の実現を果たした。
 今年4月15日に県内初の屋内ドッグランである「ワン.ブレラ」は無事オープンした。ドッグランだけでなく、ドッグホテルや専用ランドリー、ドッグカフェなど、廣瀬さんの愛犬家としての視点で、たくさんの「わんこのHAPPY」がちりばめられている。

屋内ドッグランで犬と触れ合う廣瀬陽子さん

 新たな事業を起こすにあたり、補助事業を通じて、課題の整理の仕方、優先順位、具体的な目標設定、達成手段や手法など、多角的な視点で事業計画書を作成した。これらの判断が今後の事業展開にも役に立つと信じて、引き続き応援していきたい。問い合わせはWan.brella(ワン・ブレラ)電話098(952)0612。HP:https://wanbrella.okinawa/ 

(県よろず支援拠点コーディネーター・石垣博也)

 ※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12547862.html


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