支援事例「夜光貝ジュエリー 販路拡大したい」

SNS発信 更新が大事

◆ 企業名 Shelly.na(シェリーナ)
◆ 業 種 夜光貝ジュエリー
◆ 所在地 うるま市字喜仲4-9-4
◆ 創 業 2014年
◆ 従業員 1人

【相談】
夜光貝ジュエリーの製作、販売をしているが、店舗への来店者を増やしたい。店舗や商品の知名度アップや、さらなる販路を拡大するための情報発信の方法についてのアドバイスが欲しい。

【回答】
 夜光貝をご存じだろうか。沖縄を含む南海のサンゴ礁域に生息する大型の巻き貝で、重厚な殻の裏側に真珠層があり、古くから螺鈿(らでん)細工の材料として利用されてきた。それをカットして磨きあげ、世界にひとつしかないジュエリーを製作販売しているのがシェリーナ代表の當眞清乃さんだ。
 彼女がよろず支援拠点に初めてやってきたのは創業1年目の時。店の集客やジュエリーへの加工の課題など、難問が山積していた。問題のひとつひとつを丁寧に聞き取り、相談者と一緒に解決の方法を考え取り組んできた。
 その後店舗の移転を経ながら、當眞さんは夜光貝の歴史や生体、特徴などを研究して、夜光貝のエキスパートとなった。インスタグラムやフェイスブックで情報発信に努めた結果、南城市や名護市にあるリゾートホテルとの契約につながり、販路を広げている。
 個人・法人を問わず経営者は、周囲に相談する人が少ない。よろず支援拠点のメンバーは、会社の社長や経営に携わる実務者なので、相談者の立場を理解しながら話を聞くことができる。集客や宣伝の相談を受けていると、情報発信ができていない人が目立つ。
 いまの時代、人は必ずスマートフォンなどでその店舗や会社を検索して確認する。その時にヒットしないと存在しないことと同じだ。またヒットしても更新がなされていないと信用が得られないし、その時点で二度と検索されなくなってしまいかねない。
 情報発信は無料でできる時代になったが、手間をかける事が必要である。また情報発信するために写真や映像などの日々の記録を残すことも大事である。よろず支援拠点では記録の残し方などのちょっとした工夫やアドバイスもしているのでぜひ利用してほしい。
 シェリーナは少しずつだが売り上げを順調に伸ばし始めている。今後はさらに情報発信を強化しながら、商品製作に時間を取れるよう支援していきたい。問い合わせはShelly.na(シェリーナ)電話090(3795)8766
(県よろず支援拠点コーディネーター・豊嶋則夫

詳しくは、コチラ : https://yorozu.ti-da.net/e11365399.html

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令和元年 12 月 8 日(日曜日)沖縄タイムス 経済 9 面掲載

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