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支援事例「スクール運営 システム化したい」

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令和 2 年 7 月 19 日 沖縄タイムス 経済面掲載

スキル別 トレで効率化

 ◆ 企業名 ティージャパン
 ◆ 業 種 トライアスロンスクール事業
 ◆ 所在地 石垣市
 ◆ 資本金 非公表
 ◆ 創 業 非公表
 ◆ 従業員 非公表

【相談】
 石垣島では毎年200人以上が参加するジュニアトライアスロン大会があり、国内でも有数の規模となっている。参加する地元の子供たちには日頃からトレーニングする場所が地元に無いため、スクール開設の依頼がある。スクールを運営していくためのアドバイスが欲しい。

【回答】
 石垣島では30年以上前からトライアスロン大会が開催されており、島の子供たちにとっては地元で開かれる大会の応援を通じて身近なスポーツとなっている。代表の冨崎義明さんと妻の麻未さんはトライアスリートとして年代別の国際大会などにも日本代表として参加するほどの実績があり、子供たちからの要望を受けて個別にトレーニング指導を行ってきた。
 依頼が増えてきたこともあり、地域で育成する体制を整えることで未来の日本を代表するトライアスリートを育成できると考え、ジュニアトライアスロンスクール「チームかんむりわしJr.」を設立し子供たちの育成を本格的にスタートさせた。しかしスクール開設にあたり、スケジュールの管理やトレーニング施設の確保、安全管理や経理処理といった経験がないため、少人数でどの様に効率的に運営することができるか悩んでいた。
当初は子供たち一人一人の能力に合わせた個別指導を取り入れていたが、スキルに合わせた初級~上級までの段階別のトレーニング体制へとシフトする事で、時間と人材の効率化と個人の競争意識を高めることができた。
 シーズンごとのスケジュールと年間計画を構築できることで、大会に向けた目標設定や会員への明確な料金設定もできる様になった。トレーニング会場の施設利用や、トライアスロン以外の大会を含めた子供たちの目標を明確に提示したトレーニングが組める様になり、会員数も徐々に増えてきた。

ティージャパン写真

ジュニアトライアスロンスクールを開設した冨崎義明さん(右から2人目)

 新型コロナウイルスの影響で夏休みのイベントであるジュニアトライアスロン大会が中止となった。今の課題は子供たちのモチベーション低下をいかに克服するかという点で、定期開催での実践型記録会を計画している。近い将来に石垣島出身のトライアスリートが世界で活躍する姿が見られることを楽しみに、相談対応していきたい。(県よろず支援拠点コーディネーター・池淵功寛

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

詳細はコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e11617610.html


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