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国内 3,200 組織が感染 サイバー攻撃 返信装う

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令和 2 年 2 月 9 日 沖縄タイムス 経済 8 面掲載

国内 3,200 組織が感染
サイバー攻撃 返信装う

 取引先や知人からの返信を装ったメールを開くと感染する新型コンピューターウィルス「エモテット」に感染した組織が約 3,200 に上ることが 7 日、サイバー攻撃対策の専門機関のまとめで分かった。感染するとパソコンに保存されていたメールアドレスや ID、パスワードが盗み取られ、さらに他人にウィルスを送り付ける。専門家は注意を呼び掛けている。
 エモテットは昨年後半から世界各地で流行しており、菅義偉官房長官も昨年 11 月、東京五輪・パラリンピックの関係機関に注意喚起した。今年 1 月には新型コロナウィルスの情報提供を返信メールの形で送り付ける悪質な例も確認されている。
 経済産業省から委託を受けた専門機関「JPCERT コーディネーションセンター」(東京)によると、メールには文書作成ソフト「ワード」のファイルが添付されており、開くとウィルスに感染する。開くとウィルスに感染する。メールは以前やりとりをしたことがある取引先から「返信」という形で送られてくるため、本物を思い込んでしまう点につけ込んでいる。

エモテットの対策方法

 JPCERT コーディネーションセンターは、新型コンピューターウィルス「エモテット」感染を防ぐため、文書作成ソフト「ワード」の設定を次の手順で確認しておく必要があると推奨している。
 ワードの画面の左上にある「ファイル」を選択し、次のように進める。

「オプション」→「セキュリティセンター」→「セキュリティセンターの設定」→「マクロの設定」→「警告を表示してすべてのマクロを無効にする」を選択する。

詳しくは同センターのホームページに対処方法が記載されている。

【参考 - JPCERT コーディネーションセンター(外部サイト)】
https://blogs.jpcert.or.jp/ja/2019/12/emotetfaq.html

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