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支援事例「やんばる体感できる店を作りたい」

令和 6 年 1 月 21 日 沖縄タイムス経済面掲載

新たに事業を再構築

 ◆ 企業名 まぁぐすくやー
 ◆ 業 種 飲食業
 ◆ 所在地 大宜味村
 ◆ 資本金 個人事業主
 ◆ 創 業 2017年
 ◆ 従業員 1人

【相談内容】
 創業以来、那覇の国際通りで飲食店を経営してきた。コロナの影響を受けたタイミングで今後の展開を考え、かねてより考えていた出身地である大宜味村で自然と調和した飲食業を展開したい。

【回答】
 代表の宮城光枝さんは栄養士の資格を活かし、2017年に那覇市の国際通りに食堂「オレンジキッチン」を創業。「身体に良くて、自然に良いもの」をコンセプトに、健康でボリュームのある手作り料理を提供してきた。しかし2020年からのコロナ禍で顧客が減少し、今後の経営や展開について相談に訪れた。
 まず、ご自身で現状や先行きの整理、今後何をやっていきたいか、できることは何かなどを整理していただいた。熟慮の末、創業当初からの夢であった大宜味村にある実家を活用した飲食業と、世界自然遺産のやんばるを体感できるような、ヨガなどのイベント施設をやっていきたいという思いが強まった。
 やりたい事業の内容から事業再構築補助金の活用を提案した。「誰しもができるもの」では採択されにくいため、事業の目的や意図、留意点をしっかりと理解していただいた上で、時間をかけて事業計画書の策定にアドバイスを行い、無事に採択された。
 採択後、交付決定通知までかなりの時間を要したがその都度相談と対処をしっかりと行い、採択から1年を要して決定通知を受理、銀行の融資も受け昨年11月に工事を完了させた。

まぁぐすくやーを開店した宮城光枝さん

 事業再構築補助金の活用では紆余(うよ)曲折があったが、宮城さんは創業当初からの夢であった大宜味村での開業を実現させ、今年1月7日にグランドオープンにこぎ着けた。これまで培ってきた経験を生かし、世界自然遺産のやんばる大宜味村で、塩屋湾を眺めながら地元食材を使った宮城さんの愛のこもった料理を味わい、宿泊やイベント等が堪能できる場所として新たなスタートを切った。今後の発展に期待しながら引き続き応援していきたい。問い合わせは「まぁぐすくやー」、インスタグラムhttps://www.instagram.com/magusukuya352/
(県よろず支援拠点コーディネーター・石垣博也)

 ※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

詳しい内容はコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12664645.html


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