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支援事例「増える競合店 差別化するには」

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令和 4 年 3 月 13 日 沖縄タイムス経済面掲載

食の知見生かし新事業

 ◆ 企業名 Bell&Gold
 ◆ 業 種 パーソナルトレーニングジム
 ◆ 所在地 宜野湾市
 ◆ 資本金 個人事業
 ◆ 創 業 2018年
 ◆ 従業員 4人

【相談】
 コロナ禍で健康志向が高まる中、競合他店が増えてパーソナルトレーニング事業だけでは差別化が難しい。メニューの多角化や食のサポートなど、他店との差別化についてアドバイスが欲しい。

【回答】
 代表の池村直隆さんは、自身が身体の不調に悩んだ経験を持ち、「健康な身体づくりは、内側と外側からの包括的なアプローチが必要だ」と考えている。初回のは効率を最大限に引き上げるため、事前に整体を行い身体のゆがみを整えてから始めるなど、丁寧な対応と優しい人柄で、トレーニングの楽しさに目覚める客も多い。
 近年、競合相手が増えたこともあり、事業の多角化と差別化を考えるようになった。差別化にはまず、自社のリソースの棚卸しと分析が必要だ。パーソナルトレーニングに興味を持つ人は、健康になりたいがひとりで続けられる自信がなかったり、プロのアドバイスが欲しかったりする人が多い。顧客のニーズやライフスタイルに合うサービスを提供する店が選ばれる。
 今後の事業展開として、食事改善の知見を生かして、トレーニングと食、ボディケアアイテムを組み合わせた新規事業を考えている。自社の強みや独自性をだしていくには、ターゲット層の抱える問題を解決するような商品・サービスを見つける必要がある。
事業計画策定には、自店の強みや弱み、リスクやチャンスなどをプラス面とマイナス面とで分けて分析する「SWOT分析」などを活用することをアドバイスした。また、見込み客の獲得にもつながるクラウドファウンディングを活用したテストマーケティングも有効であることを提案した。

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池村直隆代表

 池村さんの個性やもち味と、本来持っている思いや志を含めた魅力が積み上がり、新しいBell&Goldの事業計画の輪郭が出来上がっていくのが楽しみである。今後の「トータルでの健康サポートのための多角化事業」の実現に向け、他の支援機関とも連携をしながらサポートしていきたい。問い合わせはパーソナルトレーニングジム「Bell&Gold」、電話090(1367)8987
(県よろず支援拠点コーディネーター・真栄城美里)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。問い合わせや相談は同支援拠点、電話098(851)8460。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12182872.html

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