支援事例「フィギュア製造販売 認知度上げたい」

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令和 元年 12 月 29 日(日曜日) 沖縄タイムス 経済面掲載

マニアに響く情報発信

 ◆ 企業名 ロボマニアックス(Robomaniax)
 ◆ 業 種 製造販売
 ◆ 所在地 那覇市
 ◆ 資本金 非公表
 ◆ 創 業 2018年
 ◆ 従業員 非公表


【相談】
 可動式ロボット型フィギュアの制作キットを製造販売している。今年2月にはコラボ商品「フルアクションりゅうぎんロボ」を発売、展示会にも出展した。さらに認知度を上げるための広報のやり方、宣伝費用のかけ方などのアドバイスがほしい。


【回答】
 代表の青田直也氏は、大人が触って楽しめる模型がない、また世界の模型マニアをワクワクさせたい、と「作って動かして遊べる、上級者向け模型」をコンセプトにロボマニアックスを創業。HP通販でオリジナル商品を販売している。
 一体6~7万円台と高額であるが、青田氏は独自調査から全国に数千人、世界には数万人の潜在顧客がいると見込んでいる。ニッチながらも海外にしっかりと発信できれば、市場開拓の可能性は大きく上がると思われる。
 売上状況や模型マニアがどういったものを好むのか、どのような情報をどこから仕入れているのかなどをヒアリングした結果、目下の課題は、顧客に商品を知ってもらい、高額だが実物を見なくても「ぜひ手に入れたい、買いたい」と思ってもらうことだと考え、広報戦略を検討した。
 提案したことは
  1.現時点では費用は最小限に
  2.模型マニアが知りたいことをプロ目線で発信
  3.海外ターゲットにも届く詳細なコンテンツの作り込み
の3点である。

 まずはWeb、SNSを活用し、フィギュアのストーリーや制作の裏側など、マニアに響きそうな内容を、当事者でもある青田氏の目線で発信することにした。また台湾などの海外ターゲットを想定し、直接実物を見ることができない潜在顧客にも細部が伝わるコンテンツとして、フィギュア同士が実際に戦っているかのような動画制作を青田氏が発案。制作費用には、「小規模事業者持続化補助金」の活用を勧めた。無事に採択され、今月念願の動画が完成した。今後海外にも積極的に発信していく予定である。
 動画は「ロボマニアックスプロモーション動画」で検索するとYouTubeで視聴可能。海外で拡散され、売上拡大に繋がることを期待したい。問い合わせはロボマニアックス、電話050(5435)2797。
(県よろず支援拠点コーディネーター・山城あゆみ)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。問い合わせや相談は同支援拠点、電話098(851)8460。または地元の商工会にお問い合わせください。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e11388675.html

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