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支援事例「コロナ禍の事業再開」

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令和 3 年 1 月 24 日 沖縄タイムス 経済面掲載

補助金理解し商品開発

 ◆ 企業名 たきもの屋 薫る風
 ◆ 業 種 小売業
 ◆ 所在地 那覇市
 ◆ 資本金 個人事業
 ◆ 創 業 2012年

 【相談】
 昨年度まで子育てや介護で事業は休業状態にあった。これからというタイミングで、コロナ禍に見舞われた。この状況を乗り切るための取り組みを相談したい。

 【回答】
 たきもの屋 薫る風は線香や練り香、香袋などお香関連商品を扱う県内唯一のお香専門店である。代表の西田美生氏は東京で「香司」(お香の調香師)の資格取得後、8年前に那覇市でお香専門店を開店。お香を主とした販売やお香教室、ワークショップなどを行って店舗を運営している。
 コロナ禍の影響を受け、昨年5月ごろからよろず支援拠点へ相談に訪れるようになり、資金繰りや商品開発などさまざまな経営課題を他のコーディネーターとともにアドバイスした。
 まず現状の資金繰りがどうなっているかを確認した。その上で、補助事業を活用した新商品開発について、補助金の範囲の中で活用できるもの、できないものは整理し、理解してもらいながら申請書などを作成した。その後、支援事業や補助金申請の状況、新商品開発の進捗、融資の進展などについて、具体的にどう対応したら良いかを電話やオンライン会議システムで頻繁にやりとりし、一つずつ課題を解決していった。おかげで補助金や給付金も無事に受給できた。新商品開発も無事に商談先との取引につながり、現在は別の新商品開発に着手している。
 懸念していた資金繰りは金融機関に融資を申し込んでいるものの、前年度まで事業自体を休んでいたため実績がない点が気がかりだった。融資窓口に子育てと介護に時間を取られていて休業していたことや、これまで進めてきた事業の整理を丁寧に説明し、今後の展開計画を提示できたため、金融機関の理解が得られて無事希望額に近い融資を受けることができた。
 現状と向き合い、金融機関や支援機関にも誠実に対応したことが結果につながった。現在も新たな取り組みを計画するなど精力的に活動している。一人で全て対応しているため、子育てや介護なども含め、ワークライフバランスが課題だが、バイタリティーのある西田氏ならば対処できると確信している。当拠点としても引き続きサポートしたい。問い合わせはたきもの屋 薫る風、電話098(863)7395。
(県よろず支援拠点コーディネーター・石垣 博也)

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e11805915.html

那覇市にあるお香専門店です。老舗の線香や、練香、香木にいたるまで、お香初心者からツウの方まで楽しめます。香司の資格をもったスタッフがあなたにあったお香をアドバイスいたします。
たきもの屋・薫る風
〒900-0015
沖縄県那覇市久茂地1-8-7 カネトモ産業ビル3F
TEL:098-863-7395
営業時間:12:00 ~ 18:00
定休日:水・木・日曜日
WEB:https://kaorukaze.jimdofree.com/
オンラインショップ:https://kaorukaze.thebase.in/

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