支援事例「電気工事下請けから脱却したい」
メニュー発信し顧客増
■ 企業名 沖圭エンジニア
■ 業 種 電気工事
■ 所在地 読谷村
■ 資本金 個人事業主
■ 創 業 2008年
■ 従業員 1人
【相談内容】
これまで十数年、電気工事の下請けで事業を営んできたが、新型コロナウイルスの影響で仕事が激減した。今後は下請けではなく、顧客から直接仕事を受けていきたいのでアドバイスをもらいたい。
【回答】
読谷村の與儀圭純さんは2008年に電気工事業を創業。防音工事のエアコン取り付けや電気工事を請け負ってきた。コロナ禍の影響で下請けの仕事はキャンセルが相次ぎ、売り上げは半減。事業維持のための資金繰りで地元の金融機関に相談したところ、よろず支援拠点の方へ相談に来訪された。
まず提供できるサービスメニューを洗い出し、設定価格を確認、月の売上高を試算して、事業が成り立つ受注件数を計算して事業計画まで落とし込んだ。それを金融機関に提示したところ、融資が受けられ、当面の資金繰りは安定した。
次に事業計画に沿って、直接お客さまから仕事をもらい売り上げをつくるには、グーグル検索への対応やグーグルマップへの掲載が重要である。登録して新着情報機能を使い、現場での仕事ぶりを掲載した。また営業用チラシを作成して近隣の一戸建て住宅を中心にポスティングを実施した。次第に問い合わせが増え始めた。
ある日、グーグルビジネスプロフィルのレビュー(お客さまの声)に主婦の方からお礼のメッセージが投稿され、それを見た他の方からの仕事の依頼が増加し、口コミ効果で仕事は増え続けている。
増えたお客さまからの電気工事以外の依頼にも対応した結果、1軒丸ごとメンテナンスの新メニューが生まれている。現在は30件を超える高評価の口コミが投稿され、多くの顧客の信頼性を勝ち取っている。
気さくにお客さまに対応する與儀さんはまじめに経営改善と売り上げ拡大の課題とも向き合い、それを複数のコーディネーターがチームで支援して成果を生むことができた。問い合わせは沖圭エンジニア、電話090(7469)1402
(県よろず支援拠点コーディネーター・仲宗根功)
※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。
詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12444078.html
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