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支援事例「美容・ウェディング事業承継と長期計画」

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令和 3 年 11 月 28 日 沖縄タイムス経済面掲載

自社の強みを打ち出す

 ◆ 企業名 エクセル
 ◆ 業 種 美容室・ウエディング事業
 ◆ 所在地 石垣市大川184の6
 ◆ 資本金 非公表
 ◆ 従業員 非公表

【相談】
 美容室を長年営んできた母親からの事業承継と法人化をきっかけに、島の観光と文化を発信できるような美容事業の長期計画とブランディングについて相談したい。

【回答】
 エクセル美容室は創業36年。現社長の翁長友美さんは、子どものころから美容室で働く母の姿を見て育った。沖縄本島の美容専門学校を卒業後は石垣島へ戻り、自分の生まれた島をより深く学ぶため「ミス八重山」として島の観光PR活動を経験した。その後、母の経営する美容室で勤めながら、島の魅力的な観光資源を生かすべく、ウエディングプランナーの資格を取得し、事業の拡大を図ってきた。
 母からの事業承継を考えて相談に訪れた沖縄銀行八重山支店からよろず支援拠点を紹介され、石垣島サテライトで相談がはじまった。
 今年の夏には母親から事業を受け継ぎ、個人事業を法人化したいとの相談から、事業コンセプトや長期計画の相談へと発展した。
 美容室事業はこれまで通り、母親の力を借りながら地元のお客さまのニーズに応え、ウエディング事業では自社の強みを打ち出せる取り組みを進めたいと考えている。
 その上で、事業の方向性を改めて整理し、コンセプトの明確化とブランディングを確立することを提案した。早速、市の補助事業を活用してロゴやパンフレット、名刺などのデザインを変更。現在はホームページのリニューアルに加え、自社の強みと特徴を差別化してお客さまにわかりやすく伝える方法として、ウエディング事業のプロモーション映像の制作を進めている。

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エクセルが新たに作成したロゴマーク

 長期的な事業計画については、美容事業とウエディング事業に加え、衣装レンタル事業の拡大を想定した新たな施設の建設を計画している。
 島の観光と文化を発信する美容事業の二代目の挑戦は、島での事業承継のモデルにもなる。相談者の今後の活躍と計画的な事業展開による発展に期待し、夢の実現のため寄り添った相談を継続していきたい。問い合わせはエクセル美容室、電話0980(82)0783
(県よろず支援拠点コーディネーター・池淵功寛)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12097679.html

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