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支援事例「フランチャイズ 利益出すには」

令和 6 年 2 月 11 日 沖縄タイムス経済面掲載

改善重ね コロナ禍も克服

 ◆ 企業名 炭火焼 帯広豚丼専門店 とんたん
 ◆ 業 種 飲食業
 ◆ 所在地 沖縄市
 ◆ 資本金 個人事業
 ◆ 創 業 2019年
 ◆ 従業員 2人

【相談】
 豚丼のフランチャイズ店舗を開業したが売り上げも低く、利益が思っているように残らない。改善を図ろうと考えているがどのように進めて良いか分からない中、立ち寄った沖縄商工会議所からの紹介で相談に来た。

【回答】
 相談に来られた富盛容篤氏=写真右、紀子氏=同左=ご夫妻は2019年11月にフランチャイズの「炭火焼帯広豚丼専門店とんたん」を沖縄市に開業した。その後のコロナ禍もあり、当初の予想より売り上げが上がらない。沖縄商工会議所に相談に行った際によろず支援拠点を紹介され来訪に至った。

 お話しを伺い原価率や客単価、集客方法など、複数の課題が確認された。それぞれの課題に対し、よろず支援拠点の各専門コーディネーターが対応しさまざまな助言を行っていった。
 まず、炭や肉の仕入れ先の変更などで原価率の最適化を図り、定食メニューの追加など販売商品の価格を見直し、利益率を高める経営改善を提案した。しかし、すぐにコロナ禍になりパンデミックに直面、客数は激減、営業短縮要請など想像を絶する事態になり、手元資金が枯渇、資金不足が課題になった。
 経営を安定させるため金融機関の融資を受け資金を調達。また非常事態宣言の中、国や県からの営業時間短縮要請への協力金や事業復活支援金、その他の給付金の受給で資金を確保、経営を継続する事が出来た。
 コロナ禍を乗り越え売り上げ拡大に取り組んだ。新しいメニュー作りや豚丼とジンギスカンのテークアウト販売、肉の日のイベント、ジンギスカン交流イベントの定期開催などを実施し固定客を獲得していった。またグーグルビジネスプロフィールやフェイスブックで毎日情報発信を行い、新規顧客獲得にも取り組んだ。
 2023年11月には4周年を迎え、店舗向かいの沖縄市民会館でのイベントが頻繁に開催され、立地が強みとなり更に売り上げを拡大している。開業直後からのコロナ禍を乗り越え、現在も試行錯誤を繰り返しながらも、経営改善と売り上げ拡大に取り組み続けている。引き続き応援していきたい。問い合わせは、炭火焼帯広豚丼とんたん、電話098(938)5210。
(県よろず支援拠点コーディネーター・大和田邦治)

 ※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12676781.html

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