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支援事例「病院受診付き添いを広めたい」

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令和 2 年 4 月 26 日(日)沖縄タイムス 経済面掲載

事業周知し利用者増へ

 ◆ 企業名 hareruya(ハレルヤ)
 ◆ 業 種 居宅介護支援事業、病院受診付添サービス
 ◆ 所在地 沖縄市胡屋7‐4‐5
 ◆ 資本金 300万円
 ◆ 創 業 2016年
 ◆ 従業員 12人

【相談】
 病院受診付き添いサービスを黒字化したいがどのような取り組みが必要か。また、病院受診付き添いは社会的課題であり、当社だけの取り組みでは社会全体のカバーが難しい。広く働きかけを進めたい。

【回答】
 hareruyaの大城五月代表は居宅介護支援事業を展開していたが、利用者が通院する際、付き添いが必要と思われる場合でも独居であったり、同居でも家族の仕事の事情によって付き添いが容易でなかったりする場面を目の当たりにし、病院受診付き添いサービスを始めた。社会貢献と位置づけ、料金は赤字覚悟の金額を設定したが、居宅介護支援事業の黒字でもカバーできない赤字が続き、来所に至った。
 まずは、事業継続のための赤字解消を目的に、月次決算の振り返りを毎月実施した。契約からサービス実施までの流れを点検して売り上げの取りこぼしをなくしつつ、価格設定や顧客説明に関する社内ルールの見直しを実施して収益改善を図った。並行してサービスの周知を進め、利用者増を図った。
 また、大城代表は、病院受診付き添いは社会共通の課題と認識している、規模的に自社だけでカバーできない点や、介護保険対象外の自費サービスでは利用者の費用負担が大きい点について、業界や公的セクターと問題意識の共有を図り、社会としてこの問題に向き合いたいという希望を持っていた。そのため同社では、付き添いに関する実態把握を目的に、利用者や業界関係者向けのアンケートを実施した。当拠点では、調査設計や取りまとめに加え、業界内や公的セクターへのプレゼン方法も助言した。
 相談を通じて大城代表からは、常に寄り添いサポートしてくれる存在がとてもありがたかったという言葉を頂いた。当拠点では引き続き、同社の取り組みを支援していく。問い合わせはhareruya、電話098(800)2839
(県よろず支援拠点コーディネーター・堀家盛司

詳しくは >> https://yorozu.ti-da.net/e11528745.html

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