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支援事例「コロナ禍のギャラリーいかに運営」

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令和 3 年 2 月 7 日 沖縄タイムス経済面掲載

展示会の動画配信 好評

 ◆ 企業名 ギャラリープルミエ
 ◆ 業 種 小売業
 ◆ 所在地 北谷町
 ◆ 創 業 2000年
 ◆ 従業員 1人

【相談】
 美術工芸ギャラリーを開業して20年目。昨年は新型コロナウイルス感染拡大に伴う県の休業要請の対象となり、展示会が開けなかった。その後も開催が難しい。今後のギャラリー運営について相談したい。

【回答】
 新型コロナウイルス感染症が拡大した昨年4月に相談を受けた時は収束が全く見通せず、まずは資金繰り対策を優先した。事業継続のために金融機関からの融資や公的な支援策も併せて活用するよう提案した。結果、融資の実行や給付金の支給で当面の資金繰りを安定することができた。
 ギャラリー運営を続けていくためには、店舗内での感染防止策を徹底し顧客に安心して来店していただく必要がある。美術画廊の感染防止ガイドラインは国や県から公表されていないので県立博物館・美術館の感染防止策を参考にした。同時に安心して来店できることをホームページで告知した。

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 米国人陶芸作家のニコラス・センタラ氏の展示会を8月に開催する準備を進めていたが、米軍施設での感染拡大時期と重なり開催を断念せざるを得なかった。感染拡大時の展示会企画を考えなければならない。
 次の展示会として県内絵画作家との打ち合わせを開始した期間中に、県の「沖縄文化芸術コンテンツ配信環境支援事業」を知り、ギャラリーの新しいビジネスモデル構築を目指して申請することにした。動画配信機器や編集に詳しい事業者をご紹介。事業計画書をメールでのやり取りでまとめあげて申請し、無事採用された。
 休業再開後に知花竜也水彩画展を開催。動画による展示会の配信はホームページ内の動画リンクで配信し、ネット購入が出来るようにした。久しぶりの展示会で、なおかつ人気作家の個展ということもあって訪問者が多く、売上は好調であった。
 今後は、動画による展示会配信について、ネットでより検索しやすい環境設定などを継続的に支援していきたい。問い合わせはギャラリープルミエ、電話098(983)7332。
(県よろず支援拠点コーディネーター・大和田邦治
※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e11819591.html

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