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支援事例「教室の受講生 新規に開拓したい」

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令和 4 年 3 月 6 日 沖縄タイムス経済面掲載

IT 活用 金融機関支援

 ◆ 企業名 おきなわステンドグラスさめじま
 ◆ 業 種 ステンドグラス制作・教室
 ◆ 所在地 浦添市
 ◆ 資本金 個人事業
 ◆ 創 業 2015年
 ◆ 従業員 非公表

【相談】
 会社経営から引退後、2015年から教室活動を中心とした「おきなわステンドグラスさめじま」を展開している。新規の受講生獲得のため、認知向上のアドバイスが欲しい。

【回答】
 代表の鮫島清美さんは、1979年に沖縄初のステンドグラスの会社として設立したオーエスジーの経営を娘に事業承継した後、2015年に、おきなわステンドグラスさめじまを設立。沖縄市のペアーレ沖縄や与那原町のカルチャースクールでステンドグラス講師も務めている。
 作品も含め、教室の認知度を広げて新規の受講生を増やしたいと相談を申し込まれた。コロナ禍で対面相談が難しい中、ビデオ会議システムのZoomを活用した情報発信を提案した。
 当初は、ネット接続方法もままならない状態からのスタートであった。いわゆる「デジタル・ディバイド」に悩む相談者でも、「地元金融機関との強いネットワーク」があれば克服できる。今回の相談では、店舗まで地元の信用金庫の担当職員が出向き、相談者が困らないよう常にサポートして相談対応を重ねることができた。
 ITの専門用語などを極力使わない、安心して相談できる環境の下、グーグルマイビジネスや、インスタグラム、LINE公式アカウントの登録など、相談者は新たな情報発信方法を根気よく習得していった。そのかいあって、新規の問い合わせや受講生の獲得につながっている。
 鮫島さんは2002年に文部科学大臣賞を受賞している。これほどのステンドグラスアート講師が行う教室のクオリティーは折り紙つきである。金融機関担当者の協力のおかげで、スムーズな情報発信を行えていることで効果を実感している。3月には那覇教室も開くので、さらなる活躍に期待したい。

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おきなわステンドグラスさめじまの初級で制作する「雫型ランプ」

 ITは苦手だと尻込みする人も、こうした協力体制で前進できる。コロナ禍に負けずに努力を続ける相談者を、引き続きサポートしていきたい。問い合わせはおきなわステンドグラスさめじま、電話090(3792)9346
(県よろず支援拠点コーディネーター・金子泉)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12175006.html

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