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No.1032 こんにゃく田楽、味噌でんがな!

昨日の夕食は、「田楽」でした。こんにゃく問答からの派生で「蒟蒻田楽」と相成った次第です。蒟蒻だけではちと寂しいかと、焼き豆腐も買って来て「豆腐田楽」にして戴きました。トップの画像は、私の胃に優しくおさまった田楽君たちです。竹の串がありませんでした。でも、「田楽」って何?
 
農林水産省のホームページ「味噌田楽 愛知県 うちの料理」に、「田楽」の名前の由来が書かれてありました。

平安時代中期ごろから、農村では、田植えの時期などに太鼓の音に合わせて田んぼで踊る風習があり、これを「田楽舞い」と呼んでいた。この田楽舞いを生業とする田楽法師が、いつも白い袴に色付きの上着を着て、一本棒に乗って踊っていたことから、その姿が白い豆腐の上に味噌をのせて串で焼いた豆腐料理と似ていたため、「味噌田楽」や「田楽」などと呼ぶようになったといわれる。

農林水産省のHPより

なーるほどー!「田楽法師が、白い袴に色付きの上着を着て、一本棒に乗って踊った姿」が豆腐田楽に憑依した(?)からの命名なのかー。たしかに、ルックスは大事です。

となると、灰色の袴に灰色の上着の、いわゆるオールグレーの蒟蒻君は、田楽と言えるのでしょうか?まあ、一本筋が入っていることだし、ここは大目に見ることにします。美味しいんだもん!
 
日本豆腐協会のホームページ「豆腐の歴史 田楽の名の由来」にも同じ語源が挙げられており、そのほかにも、次のように書いてありました。

 冬の料理としてお馴染みの「おでん」も、もともとは豆腐の串刺し、つまり田楽のことを指していたのをご存じでしょうか。「お」は接頭語の御で、「でん」は田楽を略したもの。こんにゃくを串に刺してみそをつけたものをおでんと呼ぶのは、そのなごりだといわれています。
 ちなみに、現在のように大根やこんにゃく、昆布、はんぺんなどを煮込んだ料理を「おでん」と呼ぶようになったのは比較的新しく、江戸時代も終わりごろといいます。

日本豆腐協会のHPより

今年の冬は、行くさきざきで「おでん」の語源をシッタカブッタしちゃおうかな?返り討ちに遭うかも知れないけれど…。