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#23 かっしょくのこいびと

noteを暫く書かないうちにわたしはいろんなところに出没していた。
都内だと、立川市(国立昭和記念公園)、自転車で檜原村(払沢の滝、檜原村立図書館)と八王子市(滝山城、道の駅 八王子滝山)、神奈川県だと平塚市(THE OUTLETS SHONAN HIRATSUKA)、自転車で相模原市(橋本図書館)、小田原市(石垣山城、だるま料理店)、埼玉県だと越谷市(南越谷駅周辺)、宮代町(東武動物公園、宮代町立図書館)、春日部市(イトーヨーカドー春日部店)、自転車で入間市(JOHNSON TOWN)、千葉県だと流山市(流山おおたかの森S・C)、茨城県だとつくば市(筑波山、まつりつくば)、栃木県だと日光市(社寺、明智平ロープウェイ、スペーシアX)に顔を出している。
見て頂ければわかるように、所々わたしは自転車で移動している。なんといってもお金がかからないし、自動車や電車だとつい見逃してしまうその土地の景色や街の空気感を感じられることが移動に自転車を選ぶ理由だ。

進むだけ足が痛み、それを乗り越えて帰宅する様がわたしを強くしている気もする。その辛さが訪れた場所での思い出を忘れにくくしてくれる。
例えば、炎天下で檜原村を訪れ、喉が極度に乾いていたときに飲んだキンキンに冷えた自販機の水はこの世で一番おいしい水だった。檜原村の図書館は、建物や椅子などすべてが木製でできており、村の特性を生かした過ごしやすい図書館だった。そこで読んだ本「バビロンの大富豪の教え」で得た情報は鮮明に記憶に残っている(貧乏人にいくらお金を恵んでも使い果たすばかりでしょうがなく、お金を増やす知恵を与えないと根本的解決にはならない。そして、その知恵というのが、株式投資。)。

そして今日も自転車をこいだ。
今日のサイクリングでは、多摩川沿いに自転車を走らせ、東京めいらくの営業所前を通り、トラックに記された"褐色の恋人"(かっしょくのこいびと)の文字を偶然目にした。
"褐色の恋人"とは、褐色がコーヒーを指し、「コーヒーの恋人のように寄り添い、コーヒーのおいしさを引き立てる存在でありたい」という願いを込めてスジャータに付けられたキャッチフレーズである(スジャータのひみつ│スジャータめいらくグループ (sujahta.co.jp))。

恥ずかしながらわたしは、「白い恋人」や「スジャータ」は知っていたものの、"褐色の恋人"までは知らなかった。読者の中には、タイトルをみて褐色肌の彼氏彼女を連想したひともいるのではないか。
キャッチフレーズはその名の通り顧客の意識をキャッチするためのフレーズであって、生活の一部になったものほど購入するために企業名や商品名の方が重要になり、顧客にとってキャッチフレーズはどうでもよくなるのかもしれない。

褐色つながりで、もうひとつ話をしようと思う。褐色の汚いもの、そう、あなたがいま連想した"う"からはじまり"こ"でおわるものについて話すので、苦手な方はブラウザバックすることを推奨する。

実は、昨日もサイクリングに出かけていた。目的地は、埼玉県入間市にあるJOHNSON TOWN。都内にある米軍基地には見慣れてきたので、気分転換を兼ねて他県のアメリカ要素を求めて訪れた。この場所は米軍住居地域跡地であり、白壁のアメリカンな平屋が軒を連ねている。日本の武家屋敷などの伝統的家屋に劣らず、都心の喧騒を忘れられるレトロで落ち着く町並みだった。
居住地であるため住人もいるが、何件かお店もあるので、興味のある方は行ってみるといいかもしれない(JOHNSON TOWN|ジョンソンタウン (johnson-town.com))。

あれれ、ここまで普通じゃんと思ったあなた。この日のわたしは普通ではなかった。JOHNSON TOWNを訪れる前に一度コンビニのトイレに立ち寄っている。おなかの調子があまりよくなかったのだ。
そして、帰路で悲劇がわたしを襲った。急激な腹痛だ。
はじめて訪れる場所あるあるだが、土地勘がないので、近くにあるトイレの場所など知らない。ひとまず、帰路上にあったスーパーのトイレを借りることにした。スーパーについたときには抑え込むのに限界がきていた。しかーし、トイレは使用中。なんてこった。わたしも一応社会人なので、叫ぶことなく必死に自分自身と向き合うことになる(真剣)。
なかなか使用者は出てこない。ペーパーを使う音がする。でも出てこない。ひとの心配をしている場合ではなかった。わたしのほうが出ていた(かもしれない?)。真相は想像にお任せしよう。とにかく、トイレをあとにしたわたしはケロっと元気になった。腹痛の原因は定かではないが、半解凍ハンバーグの食あたりや飲料のがぶ飲みなど心当たりはいくつかある。ウイルス性のものだったのかもしれない。

自身の褐色物と"恋人"にはならないまでも、体内にいるもうひとりの自分が発するちょっとした体調の変化を気にしてあげることが、ともに長らく繫栄していくコツなのかもしれない。

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