マンボウ。

折り返しの2日目。
日本ではとりあえず「3日」が重要視されている。
三日天下とか、三日坊主とか。
まぁ、どちらもそんなに良い意味では無いけど。
逆に3日以上続けば、後はどうにかなるってことだ。


初回の投稿では決まってなかったアイコンを決めた。
割とすぐにこれだなと思った写真がある。
昔、アクアワールド茨城県大洗水族館で撮影した壁にぶつかり続けるマンボウだ。

マンボウさん


昔から、マンボウは好きだった。
主にその不思議なフォルムとゆったり泳ぐ巨体は、5歳ぐらいの子供の頃に初めて見た私の心をすぐにつかんだ。
オオカミウオ・人喰い系のサメ・シーラカンスと並んで好きだった。

また、私は以前とあるスマホのゲームにハマっていた。
『生きろ!マンボウ!〜3億匹の仲間はみな死んだ〜』というゲームである。
iPhone・Android共にリリースされている。
ゲーム内容は、様々なマンボウの死因を集めつつ大きく育てていくものである。
「そんなことで!?」というようなことでお亡くなりになってしまうのだが、実際のマンボウはそこまで色んなことでは死なないとされている。



それでも、泳ぎがあまり上手でないゆえに岩にぶつかることはあるそうで。
写真のこのマンボウもそうだった。
他に2~3頭いたと記憶にはあるのだが、写真のこのマンボウだけは見ている間、壁に向かってずっとヒレを動かし泳ぎ続けていた。
本人、本魚はこの状況を打開する気があるのかないのか。
その表情から窺い知ることは出来ない。


このマンボウを見て、当時の私は羨ましくも微笑ましくも思えた。
壁にぶつかっていても気にせず、ヒレを動かす。
『なるようになる』と信じ、やれることを続けるのも時には大切なのだと。
そのマイペースな中にあるタフさを見習いたいと思い、私はこの時スマホのカメラを起動したような気がする。


コロナ禍があって、アクアワールド茨城県大洗水族館から足が遠のいてしまっている。
また近いうちに、この水族館のマンボウの水槽を尋ねたい。

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