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私は何者か、番外編 a dozen短歌 25


さよならをひらがなで書くせめてその優しいところ欲するままに

雲間から会いにきてくれた半分の月あとの半分私のこころ

麦の色こんなに青い春の日の笑い合うたび近しくなれる

優しさに包まれて我今までの奇跡に近い日々をthanks

会いたかった会いたくなかった彼に問うそんな週末溶けて解けて

キンキンとツンツンと誰ぞかわいそな愛されなかった過去など捨てろ

他人にただ憐れみなんぞいらないとそう言えるほど強いのかおまえ

友達か恋人か知らぬ知り合いか袖振り合いて好きも嫌いも

君の眠る僅か1秒私の空を翔けては長い旅路よ

近づいてそれとわかるの海ならば命の初めがそこにあるよね

カタカナで呼んでみただけダイリビナももさくらまだ準備体操

春の雪買い物中に迷子になるそれはやがてはある意味失踪

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