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私は何者か、73


誰にも頼れないと思ったとき、不思議だけれど、誰よりも自分を頼ろうと思った。
まだ、いける。
この、頭を、自身を、信じよう。
死にはしない。
そうだ。
まだまだ限界などと思ってはいけない。
考える。

苦労したね。などとは言われたくない。そう言われるほうがもっと悲しい。言われたくない。痩せ我慢では無くて、まだ、わたし以外の誰かや何かに救いを求めてはいない証のために。
そう、思ってきた。

考える。
やはり、自分しかいない。私から出でて、私にもどる。
それしかないのだ。


けれど、ひとつ。
1年ほど前ある人に出会って、ふと気づいたら自分はその彼に救われているのだと感じることがあった。
脳の排水路をゆく不要なものと共に、涙がはげしく溢れたことを思い出す。

この1年は彼と、noteと、共にあった。

彼を失った時のお守りにと。noteを。
そして、まだ、どちらも私の手を伸ばせばすぐに届く範囲にある。

風が頗る気持ち良い今日。


生きてる。


私は何者か。


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