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株式会社okidesign

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サウンドデザイナー沖田純之介が代表を務める 株式会社okidesignのnoteです。 会社概要や作品、つぶやき等を纏めております。 会社のHPはこちらで、スマホで見ると面白い…
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株式会社okidesign 会社概要

企業理念 お客様へ驚きと感動を与え、音楽と映像の進歩発展に貢献すること。 会社 商号:株式会社okidesign (okidesign Inc.) 設立:平成20年1月 代表取締役:沖田純之介 (Junnosuke Okita) 取引銀行:三井住友銀行 光が丘支店 業務目的:音楽ライブ作品の、録音、編集、ミックス業務、CMや映画の音楽、効果音制作、ミックス業務。映像作品、映像撮影。 設備:ProTools、Logic、映像機器。 HP:https://okidesign

自社スタジオ、5.1chから9.1.6chへ。その12「Topスピーカーの位置見直し」

皆様お疲れ様です、株式会社okidesignの沖田純之介です。 私の自己紹介は以下にリンクしてあります。 先日以下の記事を書きました、弊社スタジオでAppleMusicでやっとTopが鳴ったという記事です。 そこで色々な音源を聴きまして、面白いなと思う物を以下にまとめてみました。 これらを聴いていると、Topスピーカーの微調整をしたくなりました。 ProToolsをスルーさせているので、チャンネルのパンニングがいじれます。 LssをLtrに移動させると、どうも位置が悪い

【空間オーディオ】シリコンMacに変えたら外部スピーカーから音が出るか?

皆様お疲れ様です、株式会社okidesignの沖田純之介です。 私の自己紹介は以下にリンクしてあります。 ドルビーアトモス 弊社スタジオは9.1.6ch対応で、主に映画の仕込みをするスタジオです。 2chや5.1chが主な仕事ですが、7.1.2chのシアタールームも2014年から完備しており、ひそかにドルビーアトモスの動向を探ってきました。 弊社はスタジオなので、機材が一般家庭とは違うのですが、以下記事の方法だと空間オーディオが視聴できませんでした、、。 今回、メイン

自社スタジオ、5.1chから9.1.6chへ。その10「DMEDesignerの回路見直し」

皆様お世話になっております、株式会社okidesignの沖田純之介です。 私の自己紹介は以下にリンクしてあります。 DME64Nをモニターコントローラーとして問題なく使えておりますが、MONOスイッチが欲しくなりました。 スタジオ向けのプロ用モニターコントローラーには必ず「MONO」ボタンがありまして、ステレオプロジェクトならば左右を混ぜた音が左右のスピーカーから出て、5.1ch等のサラウンドプロジェクトの場合は、全てを混ぜた音がセンタースピーカーから出ます。 この理由はチ

自社スタジオ、5.1chから9.1.6chへ。その9「DME64Nのファン撤去とノイズ対策」

皆様お世話になっております、株式会社okidesignの沖田純之介です。 私の自己紹介は以下にリンクしてあります。 前回の記事でDME64Nに切り替えたと記載いたしました。その後テスト稼働をしておりますが、問題なく動いてくれてます。前回の記事はこちらです。 自分は作業中にスピーカー切り替えやボリューム変更を行わないので、このシステムでも問題がありません。録音ブースを構えていたら、トークバックとかキュー回線とかも必要ですが、それもないので問題ない訳です。 ところがDME6

自社スタジオ、5.1chから9.1.6chへ。その4「31バンドグライコで音響調整」。

皆様お疲れ様です、株式会社okidesignの沖田純之介です。 私の自己紹介は以下にリンクしてあります。 今回は9.1.6chのスピーカー調整のお話をしたいと思います。 前回DME24nをDSP都合で48kHz駆動させた所、かなりエンジンに余裕が出ました。今回は天井以外のスピーカーに「31バンドグラフィックイコライザー」を入れる事にし、使い方を記載して行きたいと思います。 このグラフィックイコライザー、グライコと略されます。グライコでのスピーカー調整は測定器(アナライザー

自社スタジオ、5.1chから9.1.6chへ。その3「サラウンドスピーカーを吊って音響調整」。

皆様お疲れ様です、株式会社okidesignの沖田純之介です。 私の自己紹介は以下にリンクしてあります。 今回はサラウンドスピーカーと調整のお話をしたいと思います。 弊社のスタジオでのサラウンド仕事は、ミニシアター系映画の仕込みと、音楽ライブのサラウンドミックス仕込み用です。 その1の記事に書いたようにフロントとサラウンドが同じスピーカーである必要は無いと判断しました。昔あったクアッドフォーマットの様に、リアに楽器を配置するような事は現在のライブミックスではありません。

自社スタジオ、5.1chから9.1.6chへ。その2「天井のリグ作成」。

皆様お疲れ様です、株式会社okidesignの沖田純之介です。 私の自己紹介は以下にリンクしてあります。 今回は天井リグとスピーカーのお話をしたいと思います。 まず弊社のスタジオは2012年に若林音響さん作って頂いたスタジオで、6畳位の事務所スペースにコンクリートで浮き床を作り、室内面積は4畳半位の大きさです。 スタジオ施工のみで800万円位。スピーカーとアンプ、モニターコントローラー等も新設し、トータル1000万位の出費でした。ケーブルは全てオリジナルで専門家に作って頂

自社スタジオ、5.1chから9.1.6chへ。その1

皆様お疲れ様です、株式会社okidesignの沖田純之介です。 私の自己紹介は以下にリンクしてあります。 かれこれ20年以上、音楽ライブDVDやBlu-rayの5.1chミックスを作ってきました。その中で特に売れたのは、安室奈美恵さんか少女時代さん東方神起さんでしょうか。全て5.1chミックスと2chミックスをしっかり作って来てます。 世の中には「2chを作ってからプラグインで5.1chに広げて(変換して)終わり」というのも多いのですが、自分はしっかり5.1chミックスを

【映像の為の音響講座】Vol.04。コミュニケーションがとても重要。

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再生

【ヘッドホン簡易測定器作成】スタジオ、プロ向け。

世の中に沢山ある、ヘッドホン。 これらの周波数特性を目で確認したいなと、 測定器を作成してみました。 #ヘッドホン #測定 #アナライザー

【スタジオ】ルームイコライザー設定02

半年ぶりにB&W805d2のイコライザーを調整しました。前回の調整記事はこちらです。 イコライザー(ルームEQ)とは、スタジオスピーカーの音響特製をイコライザーで調整する事です。理想を言うとこのような機器は入れずに、部屋の響きや音響特性、置く機材の位置調整等をして、音響調整をするのが正解とされてますが、毎日置くものが変わるスタジオでは無理があります。 スピーカーの左右特性が合ってないと、音場が広い音になってしまい、正しい音かどうかの判断ができなくなります。なのでこの作業は

スタジオケーブル、10年目なので見直しか?

千葉県佐倉市でスタジオを構築して、10年目になります。 機材は数年で入れ替えているので、常に新しい状態になってまして 画面モニターも3年おきに買い換えてます。新しい方が綺麗ですからね。 ただしスピーカーは慣れがあるので長く使います。現在のメインスピーカーはB&W805D2、アンプはRotelRB1592、ケーブルはaudioQuest88.2です。これらは5年位になります。因みにこのケーブル、72Vの電池を入れます。不思議ですが、とても良い感じです。 そのように常に更新して

プロによるエアコン洗浄。酸っぱい匂いが全く無くなった、、、嬉しい。

スタジオのエアコン、購入してから8年経過しますが、フィルター清掃以外はした事ありませんでした。 最近暖房を入れると、なんか酸っぱい匂いがするようになりまして、、、買い替えも検討しましたが、弊社のスタジオエアコンは、パイプが壁の中を隠蔽配管されているので、簡単に買い替えられないのです。 他の部屋は買い替えていたのですが、思い切ってプロに洗浄をお任せしてみました。 以下で地域を選び、一番評判の良いプチぷちさんでお願いしてみました。 来て頂いたプチぷちさんはなんと24時間対応