見出し画像

自由にきままに、かもめのように

映画「かもめ食堂」を観ました。およそ10年ぶりに。

最近「昔観ておもしろかった映画は、数年後に観てもやはりおもしろいのか?」を検証しています。結果、とってもおもしろかったです。

うん、いい映画は何年後に観ても、やっぱりいい。

かもめ食堂は、小林聡美・片桐はいり・もたいまさこ主演、フィンランドのヘルシンキが舞台の映画です。

主人公サチエは、ヘルシンキで日本食の食堂を経営しているのですが、そこに少しずつ人が集まってくる。ゆっくり、のんびり、時間をかけて。

本当にそれだけの映画です。それなのにずっと観ていられる。地元の人々と少しづつ打ち解けていくさまは、観ていてとても心が温まります。

あと、ご飯がとてもおいしそう。しゃけはふっくらしているし、トンカツは肉厚でサックサク。ご飯が美味しそうな映画はだいたいおもしろいですね、個人的に。

そして映画全体に流れる、ゆったりとした時間のリズム。誰も急かさない。あせらない。とても贅沢です。スローライフですね。

最近、ほんと世間の時間の流れが早すぎるんですよ…。ゆっくりいきたいのに。早いことがまるで正義みたいな風潮。(言い過ぎかな)

大量生産、大量消費のサイクルによる歪みでしょうか。とにかく、ついていけない。いや、体はなんとかついていけるんだけど、心がもう、かなり遠いところに置き去りにされている。

のんびり行きたいなあ。自由に、きままに、自分の速度で。

「マイペース」っていう言葉、基本的には悪い意味でとられることが多いような気がしているのですが、な〜にがあかんのかなあ、って思います。

みんな本当は、自分の速度で歩きたいんだろうなあ。自分の歩幅で。でも多分それってめちゃくちゃ難しいんだよな。だからこそ、憧れる。

「かもめ食堂」を観て、そんな風に思いました。

まぁ10年前と違う感想を抱いた部分は、
「カフェの経営、大丈夫かな?」
「彼女たちの潤沢な資金は、一体どこから捻出されているのだろう…」
「フィンランドで日本人がカフェを立ち上げるとして、必要資金はいくらだろう?」などと現実的なことばっかりでした。 野暮ですね。

映画を観たら、フィンランド、ちょっと行ってみたくなりました。

フィンランドは福祉や教育もトップレベルなんですよね。日本と違って、自由にのびのびと育てられているイメージ。

ムーミン、白夜、サウナ、北欧デザイン。全部魅力的。
仕事が決まったらアイスランドに行こうと思ってたのですが、フィンランドもいいかもしれません。

* * *

ではでは、今日もお付き合いいただいてありがとうございます!

今日も素敵な一日になるといいですね。よき日を〜!

心を込めて書いた文章に価値を感じていただけたなら、これほど嬉しいことはありません。なにか自己研鑽や創作の糧になることに、大切に使わせていただきますね。