私たちは、この場所で"幸せ"を創っていく――OKHOTSK VISION note VOL.1
みなさんはじめまして!一般社団法人 北海道中小企業家同友会 オホーツク支部のオホーツクビジョン普及部会会員、note担当の髙橋です。
このnoteでは、オホーツクビジョン普及部会の活動や賛同企業、部会員の活動を紹介していく予定です。
VOL.1では、私たちが普及推進活動をしている「OKHOTSK VISION(オホーツクビジョン)」とは何かをわかりやすく解説します。
<オホーツク地域について>
北海道の東側、オホーツク海沿いにある地域です。流氷で有名な網走市や紋別市、世界遺産の知床国立公園のある斜里町も含まれ、数多くの観光名所を有します。一次産業が盛んで、おいしいグルメが豊富なのも特徴です。
オホーツクビジョンとは:オホーツク版SDGs
2015年の9月に国連サミットで採択された「持続可能な開発目標:SDGs」。「地球上の誰ひとり取り残さない」ことを誓い、すべての人が平和と豊かさを享受できる世界を目指し17のゴールが策定されました。
オホーツクの大自然と先進的な技術、その両方から恩恵を受け暮らしている私たちは、ある一面を切り取れば平和と豊かさを享受できているといえます。しかし「豊か」かと聞かれれば、首を横に振る人も少なからずいるはずです。
「豊かな状態」を経済的・物質的な面で考えれば、すべての地域住民が満足できる状態をつくるのは難しいのが現状です。また収入への不安はストレスにつながり、幸福度を低下させる要因になり得ます。
「精神的な豊かさ」という面ではどうでしょうか。ストレスによって心の豊かさを感じられずにいる人はオホーツクに限らず多くいます。厚生労働省の「国民生活基礎調査(2019年)」によると、12歳以上で日常生活において悩みやストレスを抱えている人は約半数に上ることのことです。
引用:2019年 国民生活基礎調査の概況「世帯員の健康状況」|厚生労働省
2020年以降は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による自粛や在宅勤務などの環境変化、感染への不安などによって、ストレスを感じている人はさらに増えていると考えられます。
人から企業に視点を移してみましょう。
地域の中小企業においては、少子高齢化・生産年齢人口の減少による人材不足、後継者不足、顧客の減少が経営の大きな壁となっています。多くの中小企業が経済的な豊かさを失えば、地域住民の収入、行政の税収は減り、市民も豊かな生活から遠ざかってしまいます。
地域住民が幸福であるためには、中小企業がよりよい事業を展開し、地域住民の生活を支える必要があるでしょう。そして幸福に暮らす人々が増え、「幸福に暮らせる地域である」と広く認知されれば、この地域に住まう人や関係する人が増加し、人材不足や顧客の減少を食い止められる可能性があります。
しかし、中小企業それぞれが「地域住民の幸福」を目指して独自に取り組みや発信を行っていても、わずかな範囲にしか届きません。地域内だけでなく外にまで届く取り組みや発信を行うには、行政、企業、地域住民がひとつの目標に向かい手を取り合う必要があるでしょう。
出典:オホーツクビジョン説明資料より
そこでオホーツクビジョン普及部会は、「幸福度の高い持続可能な地域社会」というビジョンのもと、地域全体が連携を深められるよう具体的な目指すべき姿として「19の方針」を策定しました。
オホーツクビジョン前文より
「オホーツク地域が雄大な自然と共に持続可能な発展を遂げ、住民一人ひとりが幸福で豊かな暮らしを営み、人生を謳歌(おうか)す ること」を目的に掲げ、具体的な「目指す姿」として「オホーツクビジョン」の策定に取り組みました。
<オホーツクの未来をつくる19の方針>
※詳細はこちら
一人ひとりが幸せを感じられる地域へ
地域に住まう人々は、中小企業にとって顧客であり、従業員であり、取引先でもあります。私たち中小企業がよりよい企業活動を展開することで、個々人の幸福度も向上していくはずです。
出典:オホーツクビジョン説明資料より
――顧客の幸せは何か。
――従業員の幸せは何か。
――取引先の幸せは何か。
中小企業が「幸せとは何か」を考え、追求しながら企業活動を進めていくと、そこに新たな価値が生まれます。
この雄大で貴重なオホーツクの自然を守ることに注力すれば、地域住民の精神的な豊かさに寄与しつつ、新たな観光事業を発掘できるかもしれません。
オホーツクビジョンに賛同する企業同士が協同して、あるいは行政や住民と連携することで新規事業が生まれる可能性もあります。
広くオホーツクビジョンが活用されることで、地域、人、企業、それぞれが抱える課題を解決する道が開かれていくと、私たちは考えています。
オホーツクビジョン普及部会代表・佐々木より読者の皆様へ
中小企業はどの企業も地域に無くてはならない存在ですし、また、そうなることでより良い事業を継続できるのだと思います。幸福度という視点のオホーツクビジョンを多くの皆さまと共有することで地域を盛り上げ、それぞれの事業が更に繁栄することを心から祈っております。
<予告>
VOL.2では、オホーツクの未来をつくる19の方針やオホーツクビジョンの利用方法についてご紹介します。
<お知らせ>
オホーツクビジョン普及部会会員募集中!みんなでアイコンを使ってオホーツクビジョンを盛り上げよう!
詳しくは以下連絡先まで。
発行:一般社団法人 北海道中小企業家同友会オホーツク支部 オホーツクビジョン普及部会
〒090-0015 北海道北見市公園町1-2
TEL 0157-23-4110 FAX 0157-23-4130
オホーツクビジョンホームページ
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