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「ダイバージェント」セルフライナーノーツ 〜雨が聴こえる編〜

M2 雨が聴こえる

原曲は2006年(14年前!!)作曲。
そこから紆余曲折あって姿形が変わっていったサイボーグ曲です。
LED ZEPPELINがやるなんちゃってエキゾチックのようなイントロリフレインと後半に出てくる大サビは2015年の正月に作りました。
歌いだしの8小節に出てくるフレーズは2018年秋のものです。

2019年に無料配布したdemo音源にも収録されていましたが、今聴き直すと今作の方が歌い方が暑苦しいですね。
キーがdemoバージョンよりも1音高いというのも理由かと思いますが。
demoバージョンの方はギターのチューニングが1音半下げ。
これはこれでアンダーグラウンドな感じがして、どちらも甲乙つけ難いです。
ライブでもずっと弾き語っていましたが、最後の最後にベースラインを差し替えました。

少し変わった曲構成で、これといったAメロ、Bメロ、サビのようなものはありません。
童謡を意識してひと口で歌えるように作った1番と2番、続いて間奏の後に大サビ、最後は3番なのですが前半がぶつ切りになっています。

録音自体は演奏し慣れた曲だったのでスムーズに進んだと記憶しています。リズムトラックはvolca beatsです。
このドラムマシンは「スネアの音が使えない」とよく評されますが、敢えてこのスネアを強調してみました。
なんとも情けなくて良い音です。

裏でループし続けているシーケンスフレーズは私の声をサンプリングして加工したものと、volca kickです。
サンプリングボイスの音とvolca kickの「カッコッコ」が絡み合う感じがうまくいったと思っています。
メインのギターストロークはアコースティックギターとエレキギターのユニゾン。
その上に12弦ギターのドローン風トレモロピッキングを重ねました。12弦が更にエキゾチック感を煽っています。
ベースはアレです。
大サビの裏で小さくvolca fmのシンセ音が聴こえます。

歌詞の世界観としては、現状から飛び出したい気持ちとなかなか飛び出せない気持ちの葛藤を歌っております。
この歌の主人公は今作の最後の曲に出てくる「人魚」と同一人物になります。

長年歌ってきた曲なので個人的には安心感のある曲でした。

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ではでは。

オケラ2号

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