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FEエンゲージMiitopia説

2023年1月20日にFEエンゲージが発売されて早くも1周年ということで当時の感想を思い出しながら備忘録を綴ろうと思い、こうして筆を走らせることにしました。

まず結論から言うと筆者はこの作品がすきです。物語的には他にもっとすきなシリーズ作品はありますが、ゲーム体験的にはDLCも合わせて一番すきなレベルで楽しみました。


昨年一番やりこんだゲームになったようです。何気にTotK越えで遊んでいたのは筆者も驚きました。もちろんイベントシーンを見返したり戦闘準備をしたり遊びの密度は異なると思いますが、それだけ浸りたくなるほど良い時間を過ごせたと思うと感慨深いものがあります。 一番上のゲームは気にしてはいけない。


とはいえ筆者は専門的な知識は持ち合わせていないので主観はいくらでも出てくるのですが、例えば過去シリーズ作品と比べてどの点が優れていてどの点が至らなかった等の客観的な批評をすることは難しいと考えています。そこでどうしたものかと悩んだ結果、プレイ中何かと共通点が多いと(筆者が勝手に)感じた個人的No1推し作品と共にエンゲージの思い出を語ることにしました。


それが、こちらの──


タイトル画面のスクショを忘れてすみません(小声)


Miitopia(ミートピア)です!


この記事は筆者がFEエンゲージについて好き勝手語りながらMiitopiaという作品についても布教したいというエゴの塊のような記事になります!


〜注意事項〜
・この2作品のどちらかでも初見で楽しみたい場合はネタバレ注意です。
・両作品は全く繋がりはありません(最も重要)。
・FEエンゲージの概要についてここでは割愛させていただきます。
・このnoteはあなたの解釈や率直な感想を否定するものではありませんので、このnote閲覧後もご自身の感性を大切にしてほしいと願います。


それでは早速エムブレムエンゲージ!!




◆Miiの楽園


まずMiitopiaという作品はご存知でしょうか?これからFEエンゲージとの(筆者が勝手に見出した)共通点を語る上でまずこの作品について知ってもらいたいので、まずは概要について説明したいと思います。

Miitopiaは2016年12月8日に発売された「みまもりシミュレーション」というジャンルの作品で、2021年5月21日にはSwitch版も発売されました。

という訳で、FEと同じシミュレーションゲームなんですよね~……。


……ところでみまもりシミュレーションとは一体?


実はこの作品、シミュレーションという名称は付いていますがRPGに近い作風と世界観のゲームです。所謂ドラクエ型ファンタジー(漫画では某エルフの旅のような?)のJRPGが基盤になって物語が展開していくことに間違いはありません。


物語の舞台はMiiたちが平和に暮らす「ミートピア」
この地に突如現れた大魔王によって、Miiたちのカオが次々とうばわれてしまいました。カオを失い動けなくなる人々。「大魔王」はそのカオをつかって、怪物たちを生み出し、ミートピアを大混乱に陥れました。主人公であるあなたのMiiはひょんなことからカオの怪物に対抗する「神の力」を手にします。人々のカオとミートピアの平和を取り戻すため、あなたのMiiは冒険に旅立つことに……!

Miitopia:ものがたり|ニンテンドー3DS|任天堂 より引用


Miiは色んな顔を作ることができるキャラクターです。この作品ではカオがテーマになっていることが工夫されていると感じました。


一見するとありがちな設定なのですが、この世界観が土台にあるということが重要でして──

なんとこの作品、プレイヤーも一緒に冒険する仲間も町や城にいる人たちもラスボスも全員自分の手で作ることが可能です。

つまり登場人物全てをキャラメイクできるという非常に画期的な作品なんです。Miiですけどね!

例えば魔王を家族や職場の上司の顔にして鬱憤を晴らすとか、物語上で必ずくっつくことになるカップルに原作では結ばれない組み合わせの人物同士を選ぶとか、なんかモンスターに指示出して戦わせてる奴(オブラート)を冒険の仲間にして直接モンスターと戦わせるとか、わかりやすい世界観が用意されているからこそ誰をどの役職に「配役」するかで印象が変わる面白い作品なんです。


画像はなんだか冒涜的な直撮り3DS版のもの。この作品については演劇をイメージしてもらえばわかりやすいかもしれません。シナリオと世界観は予め決まった脚本があるので、演者に誰を選ぶかがプレイヤーの意思に委ねられているような感じです。


特に一緒に冒険するキャラクターは性格を設定することができ、その性格に基づいた行動を取るようになります。戦闘中に味方をかばったり、怪物にトドメをさせなくて仲間から顰蹙を買ったり、道中で勝手に寝てしまうなどなど予想外の様々なイベントが発生して物語を盛り上げていきます。

では何故この作品が「みまもりシミュレーション」という名を冠しているかというと、形こそはRPGなのですが仲間キャラクターはAIによるオート操作によって戦闘が進行するからです。もちろんプレイヤーが介入する手段は色々あるのですが、筆者個人としてはこの作品はほぼプレイヤーが介入せずに成り行きを見守るのが面白いと感じています。

配役したキャラクターが、どの職業で戦い、誰と仲良くなり、どんな行動をとるのか眺めることが面白い。そんな戦略を求めるRPGとは少し異なる楽しみを味わえるのがMiitopiaです。

考えて見るとFEのようなSRPGとも共通点はあるのではないでしょうか。FEの戦闘も、どのようにユニットを動かし誰と戦闘させるかを選ぶことはできても実際の戦闘内容そのものには介入できず、攻撃が当たるのかまた敵の攻撃が避けられるかはお祈りするしかありません。やはり「シミュレーション」には「見守る楽しみ」というのがあるのだと思います。


Miitopiaの戦闘にも戦略は存在しますし、HPの少ない敵にはMPをケチった攻撃をするとか敵の数が多いとバンバン全体攻撃を使ってくれるとかAIは最初からしっかり賢いので個人的にはオート操作であることの不便さは感じませんでした。いざとなれば主人公には行動の指示が出せますからね。


また主人公や仲間同士には「すきレベル」というパラメータがあり、すきレベルが高いほど戦闘で強力な攻撃をしてくれるようになります。FEにおける支援のようなものですね。自分で一から作成できるキャラクター同士にこのようなパラメータが設定されているのもかなり独特なように思います。

仲良くなるだけではなく時には仲間が嫉妬して関係が一時的に悪化することもあり、状況によってはラブコメよろしく三角関係どころこ四角関係にも発展し、自分自身が主人公なら「一体私どうなっちゃうの~!?」を体験することもできます。


筆者は推し作品のキャラクターとオリキャラを混ぜ合わせる夢女子(?)プレイをしていましたが、FEのキャラクターを作って支援関係のない者同士仲良くさせるなんてプレイも可能ですよ !


さて以上でMiitopiaの概要について把握してもらえたと思いますので、それでは満を持して筆者がこの作品とFEエンゲージに見出した共通点についてお話ししていきたいと思います!


◆「砂漠は歩きにくいからインナーマッスルが鍛えられるんだ」


まず最初に思いつくのがエンゲージもMiitopiaも諸国漫遊しながら冒険するタイプの作品だという点です。

エンゲージは歴代作品の要素を取り入れていることもあり、シナリオの流れとしては故郷を襲撃された主人公が各国を旅しながら仲間を集め元凶を断つという初代
「暗黒竜と光の剣」から時折踏襲される構造になっています。エンゲージの舞台は気候も国風も異なる4つの国であり、その国ごとに風景や戦闘曲といった雰囲気が大きく変わるのが魅力的です。

近年のFEはマップBGMと戦闘BGMが自然に切り替わりどちらのアレンジも楽しめるようになっていますが、エンゲージも同じくフィールドの穏やかだったり陽気だったりする雰囲気から一変して戦いを盛り上げる勇ましいアレンジに切り替わるのが贅沢です。


DLC邪竜の章では敵ターンフェイズに流れるBGMがそれまで本編で味方から戦闘を開始したときの楽曲が流れるので、自分たちこそこの世界を脅かすものかもしれないという気分になります。


また紋章士と対峙する外伝マップは原作の印象的なステージを模しつつ歴代人気楽曲のアレンジやメドレーが流れているものが多くシリーズファンはもちろん初見の人にとっても名曲を楽しむことができるのが嬉しいポイント。筆者は戦闘マップ的には原作のトラウマブレイカー(物理)をしてくるアイク外伝とアレンジ楽曲が個人的にとても好みなカムイ外伝がすきです。


先生はこうおっしゃってますけど、クラシックモードだと外伝で紋章士が味方ユニットを殺すこともあるのだけは納得いかないですね。とはいえ撤退セリフでロストになるのも違う気もしますし難しい……。


そしてなんとこの点ではMiitopiaも負けていないのです。Miitopiaも諸国漫遊がテーマになっている冒険譚であり、新緑が美しいサイショーの国から始まり、砂漠の国に厳しい雪山、魔王の待ち構える火山や果てはネオン煌びやかな怪しい街まで冒険は広がります。実質エンゲージと同じ舞台ですね!?まあブロディアの気候に相当する国だけは存在しないんですけど(小声)。

冒険の舞台は全部で11つも用意されているのですが、なんとその11エリアごとに異なる戦闘曲が用意されているから驚きです。しかも探索中のエリアのBGMも深い森や洞窟の中といったロケーションに入るとまた異なるBGMが流れますし、冒険を盛り上げる工夫がされています。


Miitopiaは隠れた名曲が多い作品と評されることもあります。特にラスボス戦BGMはMiiが主役のゲームとは思えないほどかっこよく、スマブラSPにも収録されていたのが大変嬉しかったです。


また両作品とも各国を旅する中で仲間たちから国や気候に関する感想が聞けるのが楽しいポイント。

エンゲージでは戦闘後にある程度マップを自由に歩いて探索することができ戦闘や戦場の様子について仲間たちから聞くことができますし、Miitopiaでも探索中にも様々なイベントが発生し何故かキャラクターがオーガニックシャンプー推しになるイベントなど独特なものも用意されています。こうしたキャラクターとの触れ合いから想像を膨らますことができるのはゲームの楽しみ方のひとつですね。


ただし「おーがにっく」が何かは彼らにはわからない模様。オーガニックとは「有機の」という意味であり、シャンプーならば有機栽培で育てられた植物を使ったシャンプーということになります。Miitopiaの世界にもそんなものがあるんですね(野暮)。


ところでエンゲージにおいて砂漠の国ソルムを訪れたアルフレッドから「砂漠は歩きにくいから筋肉が鍛えられるのでは」というセリフを聞くことができるのですがこの「歩きにくいから筋肉が鍛えられる」というワード、Miitopiaでは頻出します。もちろんモロに「砂漠は歩きにくいからインナーマッスルが鍛えられるんだ」というセリフまで存在します。これはどう考えても共通点ですね!?


何かとインナーマッスルにこだわるセリフが多いのでMiitopiaの世界でもアルフレッドを冒険させてやるなんてのはどうでしょう。Miitopiaの世界でも筋トレできますよ!


余談ですが筆者は最初に指輪を渡したキャラクターにアルフレッドを選んだくらい今作で一番すきなキャラクターになりました。なんというか満を持してFEにも現れた白馬の王子様なのに独特の筋肉ワールドが展開されるので支援会話も邪竜の章もカオス空間と化してしまうのが大好きです。その上で実は病弱で……みたいな深刻な話もされるので大変推したくなります。FEHでも実装されたときは頑張って引きました。


……まあ大抵の作品は諸国漫遊型でしょうと言われたら言い返せないのですが(小声)。


◆「欲しかったんですよねえ!」


意外にもエンゲージとMiitopiaはシナリオの構造も似通っている点があるように思います。

エンゲージのシナリオにおいてターニングポイントになるのは11章ではないでしょうか。個人的にこの辺りのシナリオは主人公一行の青さから突撃して返り討ちにされる典型的ムーブだったので「うん、まあこうなると覚悟してたよ…」と思ってはいましたが。

まあシナリオのことはともかく、ここは今まで使用していた指輪(強化装備)を全て盗られた上で今まで難なく倒してきたモブ異形兵(雑魚敵)に指輪が与えられるという盤面的にも心理的にも絶望的な非常に素敵なマップで、ここで一時的にロストしたものが「紋章士の指輪」という点は巧いと思いました。


完全に本人たちではないとはいえ正直歴代主人公たちを敵対側に加担させるのってあんまり好みではないな~とは思いました。リンがモリオンに致命傷を与えるシーンはなんでこのキャラにひどいことさせるの!と憤った思い出があります。とはいえ紋章士たちを直接的に虐殺に加担するような露悪的な描写はありませんので塩梅は考えてそうだとは思いましたが。


物語を盛り上げるために一時的または永久に味方キャラクターが離脱することはFEでもよくあるのですが、そのキャラクターを重点的に育成している場合もあるのが複雑なところですよね。

今回エンゲージで奪われてしまうのは紋章士の指輪で、歴代主人公および主人公格のキャラクターの記憶と人格を兼ね備えた守護霊のような存在で、この指輪の力を借りることで戦闘を優位に進めることができます。一見すると装備品ですが今まで戦ってきた仲間には違いないので11章での喪失感は凄い一方、大切に育ててきた味方ユニットがロストしたわけではないというのが巧妙だと感じました。新しい紋章士もすぐに登場するので、これまでと戦い方が変わる楽しさもありますからね。

さてここで(筆者が唐突に)思い出すのがMiitopiaの訳ですが──

実はMiitopia、要所要所で「仲間」が「魔王」にさらわれるという展開があります!それまで冒険して親密になった仲間をさらって主人公を弱体化させるためになんと魔王が直接介入してくるという(しかも主人公の神の力まで封印してくるおまけ付き)。斬新ですね!?


そんな回りくどいことしてないで主人公を再起不能にしちゃえばいいじゃんとツッコミが入るところですが、その辺りは魔王の慢心だったり仲間を奪われ力を封じても立ち向かう主人公を面白がって泳がせていた的な説明がされています。


初見ではせっかく仲を深めた仲間と次なる冒険を楽しみにしていたのにそれを奪われた喪失感で一杯でしたが、このゲームが何か思い出してください。そう、仲間が奪われたのなら新たな仲間を募って仲間奪還に向かえば良いのです。という訳で次なる仲間が派遣されてくるのですきなキャラクターを再び配役してさながら2期メンバーで冒険を楽しむことになります。ちなみに3期まで仲間は登場します。いくらなんでもさらわれすぎでは!?

主人公の能力も封印されまたレベル1からやり直しにはなるのですが、戦闘のキモになる職業は新しいものが追加されるのでまた新鮮な気持ちで冒険を続けることができます。こういった部分にこのゲームらしさと飽きさせない工夫を感じるところです。

こんな具合に物語の構成と工夫がなんとなく似ている(?)ところもエンゲージとMiitopiaの共通点だと思います。まあこじつけですし他の作品でもこういうことはやってるだろ!というツッコミは入るかと思いますが、まあまあ、とりあえずやってみましょうエンゲージとMiitopiaを……。


余談ですがエンゲージもMiitopiaもいつも拠点から出発するゲームですね。エンゲージに限らずFEはわりと無理矢理な設定で拠点に戻そうとすることがしばしばあり、ゲーム的な都合を上手く説明して自然なシナリオにすることは難しいんだろうなと感じます。一方でMiitopiaはというと、なんと各地に拠点になる宿屋を建てまくるということで探索の終わりには必ず宿屋に立ち寄れるようにしています!力技ですね。


◆「この旅が終わったら…」


Miitopiaは身近な人を意図的に配役できるゲームです。しかし、みなさんにこういう体験はないでしょうか。ゲームに出てきた登場人物があまりにも身近にいる人に似すぎていたという経験が。

筆者はよりにもよってエンゲージでそんな経験をしてしまいました。それがこちらのキャラ、ヴェイルです。


余談ですが筆者は闇Verの方が好みです。知り合いの影もちらつきませんし。


以前勤めていた職場に、顔の雰囲気も、声も、性格も、背格好も、何から何までヴェイルな人がいたんです!本当にヴェイルだったんです!信じてください!!このキャラクターが出てくるたびに筆者はその人を思い出してしまい複雑な感情を抱いたものです。というかこういう経験って本当にあるんですね……。

そこで思いついてしまったのですが、Miitopiaが身近な人を配役できるゲームなら、エンゲージは身近な人に似ている人が登場するゲーム(?)なんじゃないでしょうか!?

ということで筆者がすきなエンゲージのキャラクターたちを語っていくのですが──


2周目に指輪を渡した男。


自称「ディアマンドじゃない方」のスタルークのような卑屈な人って身の回りにもいるんじゃないでしょうか。ちなみに筆者は面と向かって「あなたは卑屈な人ですね」と言われたことがあります。しかし筆者はスライディング土下座は出来てもスタルークのような美しいジャンピング土下座の域には達していないのでまだまだかと。戦闘では技の伸びやすさとスキル月光のお陰でルナティックの弓エースとして運用しています。


個人的にエンゲージを象徴するキャラクターだと思います。エリーゼとのぷにぷに支援会話は多分みんな大好き。


逆にオルテンシアのようなキャラクターが身近にいるなら教えてほしいところですが、まあ現代チックなところも含めて筆者はこのキャラクターすきです。ベレトとの関わりもあるせいか前作のような背景の重みを背負わされているところも良いですね。ヴェイルと私怨会話があるのも今作が王道寄りの物語のため一層光っていると思います。戦闘では火力は出しにくいものの専用スキルのお陰でなくてはならない回復のエキスパートになりました。飛行魔法はやっぱり強い。


お絵描きスキル継承させてほしい。


ところで最近の筆者はキャラメイクするとロサードのようなキャラクターに仕上げるのがすきです。素体が男性かつ見た目可愛くその上可愛いことに誇りを持っているキャラクターなのが良いですね。こういうキャラクターが毎回筆者の癖に直撃するわけではないのですが可愛いに性別は関係ないというのは真理ではないでしょうか。まあロサードは男なのが良いんですけど。後半上級職加入なので育成難易度はありますが、そもそも飛行はいつでも強いので斧枠として活躍させています。

他にも今までのFEシリーズにいそうでいなかった大盤振る舞いのご令嬢シトリニカや頭の中お花畑みたいな冠被ってるのにレスバが強いセリーヌやいちいち「神妙」な「喋り方」をするせいでアンナさんとの絡みが怪しいゼルコバや趣味も最高で初見時からルナティックまで鉄壁の防御と怪力を誇るルイ神や……まあこの作品に登場するキャラクターはDLC組も含めて筆者は皆大好きです。

みなさんもエンゲージをプレイすればきっと一人か二人は身近に感じるような素敵なキャラクターを見出すことができると思います。やっぱりシリーズを通してキャラクターが魅力的なのはFEの良さですね。

しかし、一方で筆者には明確にエンゲージに対して不満要素があります。それは主人公以外の仲間同士でのペアエンドがないことです!

まあ冷静に考えると支援はあってもペアエンドが存在しない作品ってわりとありますし、ペアエンド有りにしてもやたら簡素な文しか表示されなかったなんて作品もあるにはあるのですが、それでも筆者は歴代シリーズの周回をペアエンドをモチベに行う方なのでやっぱりペアエンド要素は欲しかったと思います。


とはいえプレイヤーの支援の介入に関わらずそのキャラクターが己自身で未来を選び取ったと解釈するのもまた乙なものです。実際特定のペアエンドを回収するというのは場合によっては支援縛りをするようなものなので、そういったことを気にせず攻略できるという利点もありますね。


では、ペアエンド要素がないならこちらで実現すれば良いのです。もうおわかりですね?そう、Miitopiaで!

流石にペアエンドを作るということはこの作品でも不可能です。しかし特定の二人とミートピアへ悠久の冒険旅行へなんて思いを馳せてみるのはいかがでしょう。すきレベルを最大まで上げ世界中を旅するというのは実質プレイヤーの手でペアエンドを紡ぐことに等しいのではないでしょうか。さあ、新たな扉を開きましょう!


余談ですがSwitch版Miitopiaでは仲間なら誰とでもデートに行くことができます!デートのシチュエーションはお出かけ・買い物・筋トレなどなど多種多様なものが揃っていますので、あなたもお気に入りのキャラクターを作って絵になる二人の花園を眺めてみませんか?


◆「エンゲージしよう」


という訳で──

・諸国漫遊の冒険譚
・シナリオ上のターニングポイントが似ている気がする
・身近にいる人が登場したり登場させられる(※個人差があります)

諸々の共通する要素(こじつけ)からエンゲージMiitopia説を唱えてみましたがいかがだったでしょうか?

エンゲージは前作の評判の良さと作風の違いのためか厳しい意見も見受けられて、筆者としても否定意見に共感できる部分もあったので複雑なところはあるんですけど、それでも良い体験が出来たと思っているのでこの作品には感謝しています。作風の違いもこのシリーズの良さではないでしょうか。個人的に毎回作品を嗜むことと作品愛は関係ないと思いますので、自分の感性を信じてすきな作品を選び取りましょう!その上でその「すきな作品」がエンゲージになったら筆者はとても嬉しいです。

個人的にエンゲージはシミュレーションゲームとして歯応えもある(ライトユーザーの意見なので感じ方は人それぞれですが)と感じましたしスマブラ等の他媒体で見かける主人公格のキャラクターもたくさん登場するのでFE入門としてお勧めです。

そしてMiitopiaですがまだまだ知名度が足りないように思います。こちらは購入した方々の評判は上々ですがほぼ新規IPのようなもので、またMiiというキャラクターは時に忌避されるような印象もあるのでビジュアルという面で避けられているのかもしれないと考えています。

しかしMiiだからという理由で避けるのはもったいないと思います。筆者としてはどんなキャラクターでも作れるキャラメイクゲームだと思っていただいて構いません。ゲームの難易度がそれほど高くないという点では評価が割れそうですが「自分も冒険の仲間も何なら登場人物は全て自分の手でキャラメイクしたい」なんて欲張りさんには至極の一品になるかと思います。

ちなみに筆者は「世界樹の迷宮」のようなオリキャラをたくさん作って冒険できるゲームが大好物ですのでいつでも類似作品の情報提供を待ってます!

それでは最後まで頓珍漢なnoteでしたがここまで読んでいただきありがとうございました!


改めましてエンゲージ1周年おめでとうございます!FEシリーズ、つつがなく続きますように……。

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