活動内容について
どうも。大原です。
『研・技術研究所』でどんなことをしていこうかという内容についてまとめてみようと思います。
【1】技術研究
今まで『オープン自主稽古』として僕の個人的なお芝居の稽古にお付き合いいただく稽古を不定期に行ってきましたが、こちらを月1・2回くらいのペースでやりながら、ご協力いただける人たち(「研究員」と呼ばせていただこう)と演技の技術について学び、考え、試し、応用できることを探したりする場を持ちたいと思います。
こちらで得た知識や発見などはレポートとして研究員やサポートしてくれる方々とシェアできるようにしたい。それをどう捉えるかは別として、知識の共有は現場でコミュニケーションとる上で大事だなあと常々感じているので。芝居についての知識の共有が多いほど、こういった研究には良いし、みんなで持ち寄ったり盗んだりできる場であるように。
そういう意味では自分にとって良かった技術についての本を紹介したりするのもいいかもしれない。時にはその技術に長けた方をお招きして教わることもいいと思う。
【2】オーダーメイドワークショップ
こちらも今まで『テクニックだけのワークショップ』として演技ワークショップをやってきた中で、参加者の中から個人的にワークショップをお願いされることが出てきて、その経験からやはり効果的だなあと思うことが多かったので可能ならやってみたかったものです。
コロナの影響でたくさん集まって行うワークショップはリスクが高い状況になってしまった今だから、やってみようかと思っております。基本的には個人向けで依頼者のオーダーによって内容を決めますが、オーダーによっては2人制の方が良いものもあるかもしれません。その辺も含めてオーダーメイドということで。
こちらに関しては演技に限らず、戯曲の読み方楽しみ方や読み聞かせ、大勢の前での話し方やプレゼンテーション、はたまた恋の悩みまで、お話を聞いた上でお答えできそうなものは何でも受けてみようと思っております。
【3】技術報告会
技術研究やオーダーメイドワークショップを通して得た発見やおもしろかったことなどを活かして、サポートしてくださる方々向けに「技術報告会」という形の公演ができたらと思っております。
演劇や役者をやってみようと思うにはあまりにもハードルの高い状況の今、なるべく若い世代の人たちにそう思える機会があるといいなというのが主な目的です。研究やワークショップを通して手にしたものを使って一つの芝居にする。内容は様々でしょうが何か予想しなかったものが生まれることも期待しつつ。
以上が主にやってみたいと思っていることです。
それぞれについての詳細はその都度告知していきますので、どうぞ情報をチェックしていただけると嬉しいです。お問合せなども随時受け付けますのでどうぞお気軽に。
はてさてどうなることやら分かりませんが、確実なのはご協力いただける「研究員」の方々とサポートいただける方々の存在が不可欠だということです。活動は可能な限りオープンに見学可能にしたいと思っております(もちろん人数は限られてしまいますが)。これもコロナの影響は多分にありますが、少しでも役者の持つ技術が理解され、広く活かされることを願ってやみません。
そして人々の間に生まれる悲しい分断が少しでも解消できるよう。
失敗を断罪するよりコミュニケーションによって生まれる信頼に価値を感じられるよう。
馬鹿みたいにお芝居を楽しんでいられる平和が続くよう。
これからも前向きに頑張りたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
2020年8月 大原研二
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