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僕と父とスターウォーズ

このnoteを書いている今日、6月28日は映画『スターウォーズ帝国の逆襲』公開記念日らしい。スターウォーズといえばSF界の金字塔。ダースベイダーとライトセイバーが出てくるアレなのですが僕も大好きです。

というわけでスターウォーズの思い出について書こうと思います。昔の思い出ばかり書いてる気もするがジョジョ6部でフー・ファイターズも「生きるということはきっと思い出を作ることなのだ…」とさとっていたし大丈夫だろう。

何はともあれスターウォーズは父の影響で見始めた。

僕の実家は小さいながら2階に屋根裏部屋があり、そのため天井が高く作られていました。そこで父はプロジェクターを使ってレンタルビデオ屋で借りてきたスターウォーズの一作目、「スターウォーズ 新たなる希望」を天井の屋根の形に斜めになっている所(そういう所がうちにはあるのだ)に映して見せてくれました。

うちの父はプロジェクターみたいなガジェットが好きで色々なものを買っては今もよく試している。なので子どもにスターウォーズを見せたい、というよりは単にその時使いたかったプロジェクターで好きな作品を観たいだけだったんじゃないかとも思う。今思い出すとプロジェクターはAmazonの小さい段ボールくらいはあるやけにでかい機器で、ガショッと直接ビデオを差し込んでいたような気がする。

理由はなんであれ、でかい画面に映し出されるダースベイダーは子供ながらに迫力があるなと感じ、僕はスターウォーズが大好きになりました。

「スターウォーズ帝国の逆襲」では主人公のルークがジェダイマスターのヨーダをおんぶしながら修行するのだが、父は「この明らかに人形のヨーダを背負ってるのがいいよな」などと笑いながら見ていたのを覚えている。

昔は「ふーん」と聞き流していたが、気がつけば僕もそんな事ばかり言う大人になってしまった。血は争えないね。スターウォーズとおんなじ。

というわけでまんまとスターウォーズが気に入った息子に父はスターウォーズのおもちゃもよく買ってくれていた。自分が好きなものを息子が気に入ったんで嬉しかったんだろう。

ある日親父はライトセイバーのおもちゃを買ってきてくれた。ルークがエピソードⅥで使う緑色のやつと、ダースベイダーの赤色のやつだ。

ふると刀身がシュッと伸びてスイッチを入れると光りブウゥンとあのカッコいい音が鳴る物で、そりゃあもう大興奮。

当時小学生の僕は正義の味方が好きだったのでルークの緑を自分のにし、悪役ダースベイダーの赤を弟にあげて遊んでいた。兄の言うことは絶対なのだ。

そのライトセイバーはチャンバラの末にバキッと刀身が折れて壊れてしまった。プラスチックのおもちゃをあんな風にぶつけ合ってはいけない。

スターウォーズのボトルキャップも父と一緒によく集めていた。スターウォーズエピソードⅢくらいまでは映画が公開されるとペプシコーラにおまけでスターウォーズのキャクターが乗っているボトルキャップが付いていたのだ。ついに今日まで復活することはなかったのは悲しいな。

ディズニーランドに行けばスターツアーズというアトラクションに親子で大喜びで乗ったし、お土産で買った小さいXウイングやスターデストロイヤーのフィギュアでよく遊んでいた。

このフィギュアはお気に入りだったが無くしてしまいもうない。なんで子供はおもちゃをすぐ無くすのだろう。

父がアメリカに単身赴任した時もお土産にスターウォーズのおもちゃを買ってきてくれるなど、父と息子の絆はスターウォーズによって深まっていったと言っても過言ではない。


さて、話は現在に戻ってスターウォーズは新作の3部作が最近終わったのだが、実家を出ていることもあって親父とはスターウォーズの話はめっきりしていません。弟とは新作出るたびに少しはするかな。

そもそも昔と違って父は映画をあまり観なくなった。TVドラマはよく録画して観ている。本人曰く映画館で観ても眠くなってしまう、とのことだ。

しかし、母からは父はスターウォーズの最終章を僕の妹と観に行ったと聞いている。

父はあの時プロジェクターで息子に観せたスターウォーズの最終章を観て何を思ったのだろうか。今度会う時に聞いてみようかな。



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