【#84】「しんどい」と気楽に言えるひとを見つけておこう!
産後うつにならない工夫があるとしたら
わたしも産後うつの時期があったと思います。病院へ行かなかったから診断はされませんでしたが、確実に。それでもなんとかここまでこれたのはどうしてかなぁと最近考えています。
それは、まわりのひとが声をかけてくれたことがとても大きいです。
それと、わたしがちょっと、「厚かましい」から。
しんどい
助けて
を言えたから。
この2つの言葉を言えるか言えないかで、子育てのしんどさはかなり変わってくると思います。
でも、性格は、産後とつぜん変わったりしないから、出産前から「しんどい」「助けて」が言えるようになっておく必要があるんじゃないかなぁ。
今、出産前のひとには、子育てのしんどさが想像できないと思います。
わたしは妊娠中、管理入院中、何回も何回も、助産師さんや看護師さんに聞かれてました。
「誰か手伝ってくれるひと、いますか?」
「誰か手伝ってくれるひと、探してね!」
もうね、口が酸っぱくなるほど。
そのときは、「何回も同じことを言ってきて、しつこいなぁ」と思って、いやいや聞いていました。
最初は正直に「いないんです。」と言っていたのですが、あまりに「いないんだったら、早く探して」と言われたので、答えるのもめんどうになって「見つかりました!」と嘘をつくようになってしまいました。
「見つかりました!母が毎日家に来てくれることになりました。」そう言ったら、「誰か手伝ってくれるひと、いますか?」と言われくなったので、ホッとしました。
母が毎日家に来てくれることになりました。大嘘でした。
この嘘が、まさか、自分をこんなに苦しめるとはそのときはわかりませんでした。
子育てって簡単と思っていたわけじゃありません。でも、体験として子育てしたことがないひとには、子育ての大変さがわからないんです。「なんとかなるだろう」と思ってしまうものです。
手伝ってくれるひとがいない子育ては過酷です。
手伝ってくれるひと、絶対にいります。どんなにやる気があっても、体力があっても、無理。でも、しんどくなってからじゃないとわからない。だから、「子育てって大変!」と言っても、あまり効果ないんじゃないかと思います。
それにね、手伝ってくれるひとがいないひとは、探してもいないんです。
そういう意味では、「誰か手伝ってくれるひと、いますか?」「誰か手伝ってくれるひと、探してね!」といないひとに言ってもあんまり意味ないんです。
友人がいても、同年代だったら友人も子育てに大変な時期かもしれない。だから、友人に手伝ってとは言いづらい。だから、「探して」と言われても困るんです。見つかりません。
親が遠くに住んでいたら、物理的に手伝ってもらえませんし。母親との関係がよくない娘(お母さん)だっているんです。
だから、ベビーシッターを毎日じゃなくてもいいから、週1回でもいいから頼んでみるとか。毎日だと思うから高額になるけれど、1回だけと思ったら、数千円で来てくれます。数千円で生き返る!と思ったらお安いものです。(このことも事前にイメージしておくとよかったです。実際にしんどくなったとき、シッターさんに自宅に来てもらうことすら、めんどうでしんどいと思ってしまうんです。だから、最初から計画として、シッターさんに来てもらうことを組み込んでおくといいです。)
あとは、家に来て手伝ってくれなくってもいいので、LINEなど気軽にし会えて、「しんどい」と言えるひとと繋がっておくことがものすごく大事だと思います。
これだったら、見つかる可能性が大きいです。
手伝ってもらえなくても、精神的にラクになれると、産後うつになる可能性が低くなるはずですから。
行政に相談へ行ったらいいんじゃないかと思われるかたもいるかもしれませんが、それはとてもハードルが高いです。サークルに参加するのもちょっとハードルが高いです。
どうしてかというと、しんどいときは気持ちが内に向いているから。外へ行こうという気持ちがなくなっていくんです。
だから、わたしが一番おすすめしたいのは、「しんどい」と気楽に言えるひとを、ひとりでもいいから見つけておくこと。
今は元気だけど、もし、しんどくてしんどくてたまらなくなったら、あのひとに助けてって言おうと思えるひとを見つけておく。
子供が生まれるまでに準備しておく。
しんどいときになってやっと、だれか助けて!と思っても、なかなか言いづらいです。
だから、妊娠中に、まだしんどい子育てがはじまっていないうちに、誰かを決めておくといいなぁと思います。
いただきましたサポートは、子育てでクタクタになったときに、甘いおやつを買うために使わせていただきます^^