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子供を自由に暇させるとどうなるか

我が家がホームスクーラーになって一年と少し経った。
ホームスクーラーになりたての頃と今とでは楽しみ方が変わってきてる。
ホームスクーラーなりたての頃は、外出することの刺激が息子には少し強くて、出来るだけ穏やかに過ごせることを目標に、自宅で小さな成功体験を積めることを意識してた。
息子の表情や様子を見ながら、行動を変えてきた。


ホームスクーラーになって3ヶ月くらい経つと、息子は私を近くに置いての外出を喜ぶようになった☺️
また、少しずつ自分以外の子供を意識したり一緒に遊びたそうな様子を見せるようになった。

ホームスクーラーさんとのお出かけに参加したり、
博物館、科学館、水族館、動物園に出掛けたり、工場などの社会科見学
公園を巡ったり、
大好きな電車で遠くへ出掛けたり…☺️



とにかく毎日、どこかしらへは出掛けてた。
家にいるときは大好きなEテレをたくさん観ていたので、理科社会の知識はたくさんついた。


初めてゲームをやりはじめた

ある日、夫がスマホでやっていた無料の農場ゲームを覗き見した息子が「やってみたいー!!!!」と大騒ぎしたことで、
持っていたタブレットにゲームをインストールして息子もやりはじめた。
これは簡単に書くと、畑で作物を育て、牛豚羊鶏を飼育し、工場で製品を作って注文が入った指定の品物を期限までに納品するゲーム。
このゲームの中にはたくさんの学びがあった。
作物でも製品を作る場合でも、それぞれに時間がかかり、出来上がりを待つ必要があった。それから例えば、セーターの注文が入ったら、セーターを製造する前に、毛糸が必要、毛糸をとるためには羊を飼うこと、羊を飼うためには餌が必要、餌を作るためには麦とニンジンが必要…と目標を達成するための手順を考える必要があった。
また、ゲーム内で漢字表記がたくさん出てくるため、漢字をたくさん覚えた。漢字に関しては、繰り返し書くなどの反復学習がどうしても苦痛でしかない息子にとって、これは大変よかった☺️ゲーム内で出てくる漢字は息子にとっては読みたい漢字。ストレスなく覚えることができた。

ゲームをきっかけに、世界が広がった

『プログラミングやりたい!習ってみたい😃ゲームを作れるようになりたいんだ!』
テレビかなにかで、ゲームはプログラミングで出来ていると知識を得ていた息子。
私のとこへ歩いてきた息子は目をキラキラさせて、上記のように言ってきた。
私にはプログラミングのプの字もわからないので教室を探していくつかの教室で体験をし、気に入った自由度の高い教室に入会した。息子が私以外の大人から学びの知識を得る機会。
2ヶ月ほど通ったが、新しい環境で全体像が元々なく、考えて自力で方法を探るプログラミングというものに戸惑い行き詰まってしまった。一度リセットするつもりで退会。
ちなみに、私は自分自身を知るために、「始めてみたけどすぐやめる」はありだと思ってる。(やめることは次へのスタートでもある。一旦休むもあり。)
一ヶ月後、本屋でたまたま見つけたプログラミングの基礎の本を購入し、読字が苦手な息子に変わって私が解説を音読し、始めてみた。

息子にとって、自宅でプログラミングを学ぶことは合っていた。

その理由↓
①自分が好きなときにできる。
②自分のやりたい時間だけやり、止めたいときに止められる。
③安心てきる場なので、周りの情報刺激に振り回されず、集中できる。
④移動がないので、移動のエネルギーをプログラミングに費やせる。

プログラムが上手く動く度に成功体験を得ることができた息子は、笑顔が増えて、作品を他の誰かにも見せたいなぁと言うように👌

クリエイティブな頭の中

頭の中はいつも創作活動が止まらない。
でも手先が不器用なので、工作はそんなにたくさんは出来ず、不完全燃焼してたみたいだ。
昨年のクリスマスにマイクラをゲットし、その少し後にプログラミングのscratchをスタートしてから、息子が自由に創作活動を楽しめるようになった。
自分の作りたいものが作れるようになった息子は、他のことをやって息抜きしつつも、また繰り返し取り組むようになった。

成功体験で自信がついた

自分が好きなことに対してでも、その途中で壁にぶつかるとキャパオーバーして、やめてしまっていた息子。
でも今は自分に合ったデジタルの世界での創作活動に目覚め、やりたいことに積極的に取り組む毎日。
少し前は、問題やクイズが解けなくて、私が答えを知っている(持っている)とすぐに「見せて!!」と自分で考えるよりも答えを見ようとした息子。
でも最近プログラミングやマイクラの創作活動で自信のついた息子は、今は創作活動において問題にぶつかると、「ちょっと待って!自分で考えるぞ!」とヤル気の表情。実際、何回か自力で解決できるようになってきた。そして、問題を解決出来たときの息子の達成感に溢れた表情☺️✴️

マイクラはSwitch版でスタートし、さらに世界を広げたいとのことで、PC版を導入。
これにも、道具使い放題のクリエイティブモードでやるのではなく、道具も材料を一から探しだして作って生活するサバイバルモードで超戦中。AをするためにはBという道具が必要で、Bを作るためにはCとDが必要で…となかなか奥が深いゲームだ。
効率よく作業するためにはどうしたら良いか、できるだけ一度に大量採掘、大量生産するためにはどんな手法を使うか…私にはさっぱりわからない😅
以前は効率を求めてやり方を工夫することを息子は「バカにされている気がするんだ」と強く拒んでいた。でも効率よく作業する意味を理解でき、自分から自分のやることに取り入れることができた。

自信のついた息子は精神的にも安定し、仕方なしに引き受けていた家事の分担(ホームスクーラーなので私も一緒に外出するため、家事もやってもらわないと無理)も元気にこなす。(←でも土日は休み😅)

当たり前は人によって違う

創作活動に夢中になってついつい夜型の生活になってきてるが、その方が良い創作ができてるみたい。以前、朝起こしても午前中はテレビを見ているだけで頭は情報を受けとるのみ。夜になって就寝時間になって頭の中にボンボンアイデアが浮かび、やりたいことが出てくるようだった。
人間は多様だから、一概に「早寝早起き」が健康とも限らないのかも。息子は夜型のタイプなのかなと思ってる。

自分にとって必要なことを学びとっていく

一人の人が物事に費やせるエネルギーは増やすことはできないので、何かが増えれば何かを減らす。
息子の場合、デジタル世界の創作活動を増やすためにはその他を減らす。
生きていくためにも、そしてさらに良い創作をするためにも、その他の知識も必要だけれど、ほどほどで良い。
また、大好きな創作活動に専念していると、また新しい視点が必要になったりして、元々興味のないことの知識を得るために努力することになる。そのために読み書き計算も経験することになる。読めなかった漢字が読めるようになる。知識を得るために自分に必要なことだから。そうやって、自分の目標を達成するためのハードルならば乗り越えていくことが出きるんだ。

自分のことを考える時間

ホームスクールを始めてから時間にゆとりができたので、息子も私も自分自身を見つめ直す時間がもてた。
忙しい毎日を過ごしていると気付けない
「自分は⚪⚪が好きだ」とか「自分は△△がイヤだ苦手だ」という気持ちに気付けるようになった。
そうしたら、いろんなことを客観的に見られるようになってきた。社会の矛盾点や問題点がみえるようになってきた。

長文になってしまったけれど、要するに何が言いたいかというと、
息子を自由に暇させた結果、得意のこともWin、苦手なこともWinで良いことしかなかったということ。
私自身は、入ってきた情報を整理して自分なりに思考を巡らせているうちに、自分のことを見つめ直すことができたり、自信が持てるようになった。本当にやりたいことは何なのかも落ち着いて判断できるようになった。

まとめ

でも今の日本は本当に息苦しくて、幼児期から既にとても窮屈な暮らしをしてる。

もっと自由になって選択肢を増やしたら、子供から大人までの社会の中で起こるさまざまなトラブルが解決するものが多いんじゃないのかなー?と思うのです。🤔

おしまい。


#ホームスクール
#ホームスクーラー

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