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“幹細胞”って、皆さん知ってますか?

みなさんは幹細胞って聞いたことありますか?
よく知らない、聞いたことあるけど何?という方はぜひ読んでみてください。お役に立てれば幸いです。


幹細胞とは?

医療法人大川歯科医院 幹細胞治療

幹細胞について

幹細胞とは、体内に存在する細胞の種類のひとつです。

私たちは日々古い細胞から新しい細胞へと変化を続けています。ある細胞は皮膚になり、またある細胞は筋肉に、または骨や血液になります。その変化のことを「分化」と言います。

幹細胞は、それぞれに分化をする前の細胞の事を言います。逆にいうと、あらゆる種類の細胞に変わることができる万能な細胞なのです。

幹細胞の種類

私たちの体には、さまざまな種類の細胞たちがおよそ60兆個、200種類ほど存在します。その細胞たちはそれぞれの使命と役割を持って働いて私たちの体を守ってくれているのです。多くの細胞や組織の出発点となる細胞である幹細胞には、機能によりいくつかの種類が存在します。

  • 受精卵

  • 胚性幹細胞

  • 造血幹細胞や間葉系幹細胞など

幹細胞の特徴

幹細胞は、どんな細胞にも変わることができる能力を持っています。私たちは産まれてくるまでの期間、物凄い勢いで細胞分裂を繰り返し、たった一つの細胞からたった10ヶ月程でおよそ2500〜3000グラムの胎児にまで成長します。
まさに、幹細胞の素晴らしい能力で身体が創られているのです。赤ちゃんは幹細胞で満たされていると言っても過言ではありません。

大人になって歳をとると、なんだか疲れやすくなったとか傷の治りが遅くなったとか感じることありませんか?
若い頃はこの程度では疲れなかったのに、歳を感じてしまうなど。(最近、私も切に感じますw)

それに比べ、小さな子供は元気いっぱい。転んで怪我してもすぐに治ってしまう。大人達は、子供の元気に圧倒されて疲労困憊なんてことも珍しくないですよね。余談ですが、かくいう私も三男一女の父親なので毎日が格闘です。妻のアシスタントの如く、本業(診療)が終わると主婦業(もはや副業だと認識している)に参戦します。

医療法人大川歯科医院 幹細胞治療

生まれたての赤ちゃんと、私たち大人の幹細胞の数には圧倒的な差があります。
生後間も無くの赤ちゃんには、成長に必要なとても多くの幹細胞が存在します。
しかし、歳を重ねるにつれて幹細胞は減少してしまいます。
赤ちゃんに比べ、18歳頃には赤ちゃんの20分の1、50歳代には10分の1、80歳代では200分の1にまで減ってしまうのです。

出典:一般社団法人 再生医療協会 “加齢と幹細胞の関係“

幹細胞の数は、「再生する能力」に密接に関係しています。
幹細胞の数が多ければ、高い再生能力で古い細胞や壊れた組織を積極的に回復ができます。逆に幹細胞の数が少なければ、古い細胞や壊れた組織などが回復されずに手付かずのまま放置されてしまうのです。

いわゆる老化現象とは、幹細胞の減少に伴う組織修復や再生が止まってしまった状態と言えます。

では、歳をとって幹細胞が少なくなってしまった場合に新たに幹細胞を増やすことで再生能力を高める事は可能なのでしょうか?

次回は、幹細胞の治療についてお話しします。
よろしければご覧ください。

医療法人大川歯科医院
理事長 大川孝平


【 噛める喜び、創ります 】
群馬県太田市の歯科医院 厚生労働省高度再生医療認定医機関
インプラント・リカバリー かみ合わせ専門医院
IDIA アメリカインプラント学会 認定医・専門医・指導医
医療法人大川歯科医院 理事長大川孝平
住所:群馬県太田市矢場新町118-4
電話番号:0276-46-8750
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