NOT A HOTELでソフトウェアエンジニアがつくるもの
こんにちは、NOT A HOTELでCTOをしている大久保 貴之(@okbtks)です。先日、弊社の採用ページを新しくしました。SNS等で多くの反響をいただきましてうれしく思っています。
NOT A HOTELにエンジニアは必要なのか?
必要です!
実は「NOT A HOTEL にエンジニアはそんなに必要ないと思ってました!」という声も多くいただきました。
確かにNOT A HOTELに「ソフトウェアエンジニアが必要」というイメージは持ちにくいかもしれません。
そこで今回はつぎの3つのことをぜひ知っていただければと思います。
NOT A HOTEL はすべて人に「あたらしい暮らし」を提供する会社です
そのためにNOT A HOTEL ではソフトウェアエンジニアを積極的に採用しています
ソフトウェアエンジニアの方が活躍できる場所が沢山沢山あります!
「ソフトウェアエンジニア」とあえて書きましたのは、NOT A HOTEL には建築などさまざまな領域のプロフェッショナルがいて、エンジニアもソフトウェアに限らないからです。この辺りも今後もどこかでお話しできればと考えていますし、まずは COMPANY DECKをご覧いただけるとうれしいです!
NOT A HOTEL = あたらしい暮らし の概念
さて「そもそも NOT A HOTEL ってナニ??」という方も多くいらっしゃるかと思います。
NOT A HOTEL を端的に説明するならば、わたしたちが目指す「あたらしい暮らし」という言葉が適切でしょう。サービス名でもあり、販売している建物の名前でもあり、わたしたちの会社の名前でもありますが、一番に伝えたいことは暮らしをより自由にするための「あたらしい暮らし」の概念についてです。
わたしたちの生活に欠かせない、衣と食と住。「明日なにを着よう」「明日なにを食べよう」と同じように、これまで自由度が低かった「明日どこに住もう」という問いに選択肢を増やしたい。それがひとびとの人生をより豊かにするとわたしたちは考えています。
だからこそ、その選択肢を一部の人だけでなく、すべての人に届けること。「すべての人にNOT A HOTEL を」をわたしたちのMISSIONとしています。
「あたらし暮らし」については、代表濱渦のnote「僕が『NOT A HOTEL』を始めた本当の理由」や「僕たちは『世界をもっと楽しくする会社』を目指すことにした。」をぜひお読みください。
家とプラットフォームをつくる
より自由であたらしい暮らしを実現するために、わたしたちは家とプラットフォームをつくっています。
シンプルに次のようなことを考えています。
日本各地、世界各地に、その場所場所にあった最高の家をつくり、販売します
家を購入したオーナーが利用しない日にはわたしたちがホテルとして運用し、収益をオーナーに還元します
家としての管理も、ホテルとしての管理と運用も、すべてわたしたちが担います
オーナーは各地にできる他のNOT A HOTELでも暮らせるようになります
世界中どこでも自分の家のように過ごせるスマートホームを提供します
フィンテックの観点から家の所有や、購入のハードルを可能な限り低くします
具体的には次のような体験の提供を目指しています。
(ニュースレターから一部抜粋)
いまつくっているもの、そのさきにつくるもの
それらを実現するために、ソフトウェアの観点からは次のようなものを考え開発を進めています。目指すものはシンプルなのですが、考えること、つくるものはたくさんあります。
オーナー専用アプリ、ホテルゲスト専用アプリ
家とホテルの切り替えを手軽に行える
他のオーナーとコミュニケーションを取らずに自分が滞在したい日を調整できる
オンラインコンシェルジュとやりとりができ、シェフへの食事依頼なども気楽にできる
アプリが家の鍵になる、他の人へ鍵のシェアもできる
自分の家をホテルにして知人に宿泊ギフトをすることができる
他の NOT A HOTEL に滞在するための予約ができる(相互利用)
収益や修繕計画などを管理することができる
スマートホーム
照明も空調もサウナも全てタブレット、スマホから管理できる
他の NOT A HOTEL へ行っても自分の好みの設定が反映されている
ホテル運営ツール、アプリ
可能な限り最小の人手で運用できる仕組み、自動化
予約管理
無人チェックイン
カスタマーサポート
スタッフのデイリータスク管理
ロジスティクス
ハウス内ストア
オーナーやホテルゲストの体験を下支えするCRM
レストラン運営ツール
予約をチャット・アプリだけで完結できる
現金を一切扱わない世界をつくる
販売サイト
家をWEBサイトから購入できる
契約まで対面で会わなくても完結することができる
などなど
これら1つ1つでそれぞれ別の会社をつくることができそうです。
このようにNOT A HOTEL にはソフトウェアエンジニアが活躍できる場所が沢山あります。そしてここに挙げることができなかった構想もまだまだたくさんあります。
NOT A HOTEL はこれまでの家とは異なり、購入後も進化し続けます。販売サイトにも、それぞれの家に現在は「Ver 1.0」と書いてあります。オーナーに、使う人にとっての良い体験は何か、価値あるものはなにかを常に考えながら機能の追加と更新をしていきます。
どのようにつくっているのか
わたしたちがつくりたいものは「あたらしい暮らし」です。先に挙げたすべてをフルスクラッチでつくることは目的としていません。
とはいえ既存のサービス、手法では実現が難しいものも多々あります。オーナー専用アプリやホテル運営ツールのためのいくつかのサービスは0→1で開発をしています。また既存のツールやサービス間との連携の仕組みも多く必要になります。例えばスマートホームでは日本でまだ一般的となっていない、KNXというネットワーク通信プロトコルを利用して開発しています。このようなプロトコルを選択できるところも、建物からつくるNOT A HOTELならではの強みだと思います。
プロダクトのリリースについては、早いものでは今年の夏から順次提供を開始していく予定です。先に挙げたすべてを1度に実現できるわけではありませんが、オーナー、ホテルゲストへの体験を優先し、バランスを取りながら開発を進めています。
好き嫌いは明確に別れるかもしれませんが、このようなチャレンジングな開発が行える会社は珍しいと思います。開発する上ではソフトウェアに関する技術的な知識や経験はもちろんのこと、異業種のプロフェッショナルな方々と協調しながらアウトプットを最大化していくことも求められます。これまでにどのような経験を積んできた方でも「これまでやったことがないこと」「知らないこと」を経験するチャンスがたくさんある会社だと思います。
現在ソフトウェア側の開発は5名の正社員と20名ほどのパートナーの方々と取り組んでいます。より良いものを生み出していくために、もっともっとたくさんの仲間が必要です。少しでもご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ こちら からカジュアルな面談のお申し込み、採用のご応募をお待ちしています!
現在は主にフルコミット(正社員)のメンバーを探していますが、採用にご興味をお持ちいただいた上で業務委託からスタートしたい、というご相談も歓迎しています!
「あたらしい暮らし」をしながら働く
最後にNOT A HOTEL という組織のユニークさについてお話しします。
超ワクワク、超クリエイティブなことからイノベーションは生まれないという考えのもと、わたしたちらしい制度を設けています。
多拠点での暮らしを体験するための補助
世の中にあるワクワクする体験を、多拠点での暮らしを体験してみないと!グレードに応じた金額で、旅行費用のサポートをしています。
参考までに基本的な働き方はこの通りです。
ご興味のある方、ぜひご連絡お待ちしています
ここまでお読みいただきありがとうございました!どのようなイメージを持たれたでしょうか?
NOT A HOTELではソフトウェアエンジニアに限らず、さまざまな領域のプロフェッショナルを必要としています。採用ページで募集しているポジションだけではなく、「NOT A HOTEL のビジョン実現に自分は不可欠でしょ」といった「我こそは」な自薦(オープンポジション)も大歓迎しています。
今後さらに、より具体的な NOT A HOTEL に関する記事を増やしていきます。どこかでピンと来たらぜひご連絡ください。引き続き NOT A HOTEL をどうぞよろしくお願いします!
3月からは会社をもっと知っていただくためのイベントも開催予定です。僕のTwitterでも案内予定なので、フォローもお待ちしています。
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