第104回日本選手権長距離展望男子編
12月に入り、本当ならば福岡国際への機運が高まってくるところですが今年は12月4日に日本選手権の3000mSC、5000m、10000mが行われます。
混戦も予想されるので優勝予想とともに種目展望とか個人的な見どころなどを書きたいと思います。
今日は男子について書きます(オープン参加の外国人選手は除きます)。
3000mSC
三浦龍司選手欠場により混戦が予想されます。
8分30秒以内の資格タイムを持つのが
山口浩勢選手、青木涼真選手、塩尻和也選手、楠康成選手、阪口竜平選手
という5人がいます。
このうち山口選手、青木選手、楠選手は今年になって自己ベストを更新しています。
さらに山口選手は全日本実業団で2度目の8分25秒を出して青木選手、楠選手に先着しています。
勢いを見ると山口選手が優勢かなと思います。
ただ塩尻選手もこの前の駅伝で好走をしていたので対抗は塩尻選手かなと思います。
阪口選手は前回の日本選手権で勝っていますが今シーズン音沙汰無しなのが気がかりでもあり不気味ですね…。
あとは潰滝選手に「つえー」と言わされるような走りをしてほしいと思っています。
そして五輪標準である8分22秒を狙ってくると思うんですけど問題は「寒さ」ですよね。
自分も一度3月に3000mSCを走ったことがあるのですが寒すぎて「二度と3月には走らん」と心に決めました。
多分10度~12度くらいの環境で幸い晴れそうですが水濠で冷えて固まらないか、心配です。
優勝予想は山口浩勢選手にします。
5000m
遠藤日向選手が欠場だそうなので混沌としています。
持ちタイムとしては板東悠汰選手がトップですがほぼ差がなく田中秀幸選手もいますし去年優勝の松枝博輝選手も後半勝負になるほど強いです。
ただジュニア勢の吉居大和選手、石田洸介選手らの勢いはどこまで行くかわからないです。
気温もいい時期なので恐れずハイペースのサバイバルレースになったら案外怖いもの知らずのジュニアの選手が強いかもしれません。
13分13秒50の五輪標準は厳しいかもしれないですが2分40秒くらいのペースで最後まで進んでくれると標準切りもチャンスがあるかもしれません。
個人的には近藤秀一選手に頑張ってほしいですが…さすがにこのレベルと2分40秒ペースで勝負するのはきついかもしれませんね。
優勝予想は吉居大和選手にします。
10000m
各地の駅伝、記録会などありますけど正直読めないんですよね。
というのもロードで使えるシューズとトラックで使えるシューズが違ったりして単純に比較できないよなと思います。
ただその中で注目するとしたら設楽悠太選手でしょうか。外国人がハイペースで引っ張る展開になったら間違いなくついていくでしょう。
問題はそこに何人つくか。2分45秒程度なら多くが付くかもしれませんが2分42秒とかだと設楽選手ぐらいしか付かない気がします。
そうするとこぼれるのがどこか、こぼれたときに後ろとどこまで差がついているかで大きく差が出ると思います。
後は鈴木健吾選手、相澤晃選手がどのような勝負に出るかですね。大迫傑選手もどんなレースプランで行くのか楽しみです。
優勝予想は相澤晃選手にします。
明日は女子の展望を簡単に書きたいと思います。
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