【コマースチャンネルVol40】次世代型コンビニ/ワンクリック決済 as a service/ラストマイルのデリバリーPF/自律型配送ロボット/製品開発の高速化支援AI

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①次世代型コンビニ「Foxtrot」

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設立年:2013年
国:米国
直近調達:100Mドル/2022年1月/Series C/
累計調達金額:167Mドル
主要投資家:Fifth Wall, BoxGroup, Lerer Hippeau, University of Chicago, Imaginary Ventures
会社HP:http://www.foxtrotco.com

事業概要(2022年1月 調達時点):
 次世代型コンビニです。コンビニと言ってもカフェ+コンビニのような形で非常におしゃれで、キュレ-トされた商品を陳列し、ワクワクする小売体験を提供しています。店舗に加えEC対応も充実しており、5分でのピックアップ対応、30分でのデリバリーを提供、また全国配送対応のECも運営しています。商品としては、コーヒー、カフェ料理、ワイン等が主力(SKUが1000前後)で、1年前に着手したPBは既に小売の30%、ECの50%の売上を占め、、PBは今後も強化予定です。今後2年で50店舗への拡大を計画しています。

調達ニュース:https://jp.techcrunch.com/2022/01/12/2022-01-11-foxtrot-convenience-store-of-the-future/

②ワンクリック決済 as a service「Bolt」

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設立年:2014年
国:米国
直近調達:355Mドル/2022年2月/Series E/ val:$11B
累計調達金額:964Mドル
主要投資家:BlackRock, SAP, General Atlantic, Blockchain Capital, Tribe Capital
会社HP:https://www.bolt.com

事業概要(2022年1月 調達時点):
 ワンクリック決済を実現するシステムをEC企業に提供しています。ユーザーは初回のユーザー登録(電話番号、メアド、名前、配送先、クレカ等決済方法)をしさえすれば2回目以降はBoltが導入されているECサイトではワンクリック決済が可能となります。EC企業からするとワンクリック決済導入により、”カート落ち”を防ぐことができCVR向上が見込まれます。また、Woocommerce,ビッグコマース等のEC構築PFと連携しており、EC企業の導入ハードルも下げています。Boltはワンクリック決済の他にも決済ページのA/Bテスト、不正検知など決済に関連する領域をカバーしておりチェックアウトOSのポジションを狙っています。既に、1億人を超える購入者ネットワークを構築しているとのこと。決済に従来ワンクリック決済はAmazonの特許により保護されてましたが2017年に特許切れしたのを契機にBolt、Fastといった会社が急成長中。

調達ニュース:https://jp.techcrunch.com/2022/01/16/2022-01-14-online-checkout-bolt-decacorn/

③ラストマイルのデリバリーPF「Veho」

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設立年:2016年
国:米国
直近調達:125Mドル/2021年12月/Series A/ val:$1B
累計調達金額:130Mドル
主要投資家:Techstars, General Catalyst, Dorm Room Fund, Origin Ventures, Bling Capital
会社HP:http://shipveho.com

事業概要(2021年12月 調達時点):
 ライスマイルデリバリーのPFを提供しています。配送ドライバーをネットワーク化し、翌日配送を実現しています。モノの流れとしては、vehoが毎日集配/vehoの倉庫に配送→集約した配送物をエリアごとに分配→提携ドライバーが10-50個ルート配送、といった流れになっています。購入者からすると、アプリ上で配送物の現在位置や配送完了時の写真も閲覧可能で顧客体験が良いものとなっており、リピート率の向上につながっているそうです。当社はシードラウンドから2年でユニコーン入りと絶好調。他にもラストマイル領域では、Zoomo(自電車配送)、CoCo(配送ロボット)、Deliverr(フルフィルメント)、BRINGGなど多様な切り口のプレイヤーが大型調達しています。

調達ニュース:https://jp.techcrunch.com/2022/01/17/2021-12-21-next-day-package-delivery-veho-series-a/

④自律型配送ロボット「Starship Technologies」

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設立年:2014年
国:米国
直近調達:57Mドル/2022年1月/
累計調達金額:156Mドル
主要投資家:Daimler, Matrix Partners, Shasta Ventures, HOF Capital, TDK Ventures
会社HP:https://www.starship.xyz/

事業概要(2022年1月 調達時点):
 ローカル物流の自律配送型ロボットを提供。食品(飲食店やスーパー)を中心に配送しており、ユーザーはStarshipアプリから現在地の確認や箱のロック解除等を行うことができます。レベル4の自律走行を実現しており99%人は関与していないそう。既に1日1万回、累計250万回以上の配送実績があるそうです。今はキャンパスでの実績が70%を占めるそうですが、今後はスーパー等との連携を加速しより大きな市場を狙っていく計画。デリバリーロボット領域は注目されている領域でMarbleなども有名です。

調達ニュース:https://jp.techcrunch.com/2022/01/26/2022-01-25-starship-technologies-picks-up-e50m-from-the-eus-investment-arm-to-expand-its-fleet-of-autonomous-delivery-robots/

⑤製品開発の高速化支援AI「Turing Labs」

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設立年:2019年
国:米国
直近調達:17Mドル/2022年1月/Series A/
累計調達金額:19Mドル
主要投資家:Y Combinator, Insight Partners, Rebel Fund, Tet Ventures, Moment Ventures
会社HP:https://www.turingsaas.com/

事業概要(2022年1月 調達時点):
 消費財メーカの新製品開発・既存製品改善のR&Dを高速化するAIを提供しています。通常商品開発からプロトタイプまで8ヶ月+かかるところを数日間で実現することを可能にします。具体的にはコンピューター上で成分構成やパッケージのシミュレーションをすることで、「味は維持したまま糖分を抑えるにはどうすればいいか?」や「味を変えないまま賞味期限を伸ばすには?」「アジア進出にむけ成分をどうローカライズすればいいか?」などといった多岐にわたるシミュレーションが可能だそうそう。既にグローバルメーカー15社+が顧客におり、億円単位のR&D費用、膨大時間が節約できたとの声もあるそうです。

調達ニュース:https://jp.techcrunch.com/2022/01/31/2022-01-19-turing-labs-which-uses-ai-to-help-formulate-cpg-products-raises-16-5m/



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