見出し画像

私の理想のスタジアム

 前回の投稿からだいぶ期間が空いた。いや、空きすぎだ。もはや私のnoteを待っている人など存在しないだろう。しかし、今回は感じたことをXでポストしようにも長くなりそうなので、こちらに備忘録として残しておく。

選手をサポートできていなかったゴール裏

 私は妻とともにバックスタンド最上段(D指定)で観戦した。


 
 残念な試合結果とともにSNSで話題になったのが、ジュビロ磐田サポーター(ゴール裏)で参戦していたサポーターの振る舞いについて。ゴール裏にいた仲間たちの声も踏まえ、まとめると以下のような点が挙げられる。

・レフェリーの判定に苛立ち、野次やブーイングが多くなった
・ブーイングの声量>チャント、コールの声量
・諦めて立っているだけの人も多数いた
・必死に周りを煽ったが、選手をサポートできる応援ができなかった

 バックスタンド最上段からゴール裏は離れているが、上記の状況は私も試合中からずっと感じていた。実際アウェイ側(名古屋ゴール裏)の声量とホームゴール裏の声量はそんなに変わらない、あるいはアウェイ側の方が大きく聞こえる時間も多かったように記憶している。「ホームジャック」とまではいかないが、どっちのホームだろうかと思ってしまう状況だった。そしてよく分からないレフェリングや数的優位にもかかわらず1点も奪えなかったことよりも、上記のようなゴール裏の状況に苛立っていた。
 そして帰宅後はSNS上に出てきた様々な意見を見ながら、ビールを飲んでいた。「今年も磐田ゴール裏問題が取り沙汰されてしまったか。」と思いながら、試合中のもやもやを忘れるためにビールを流し込んでいた。どうすれば選手をサポートするゴール裏になるのだろうか。

磐田ゴール裏問題

 

 もやもやした気持ちを抱えたまま翌朝を迎え、上記のポストを見て意斗さんのnoteを読んだ。また、その他様々な記事を読んだ。そして磐田のゴール裏はどうあるべきか考えた。しかし、思いつくことはありきたりなことばかり。そんな中、ふと妻と名古屋戦の振り返りをしていて思い出したことがあった。

名古屋戦のバックスタンド(D指定 36列415番の周辺)の状況

 D指定36列415番は私が名古屋戦で座っていた席である。この席があるエリアはいわゆるライト層が目立つ。ユニフォームやコンフィットシャツといったグッズを一切身に着けていない方もいれば、初めて観戦に来たと推測される方もいた。
 D指定で参戦の際に、私は飲食のために手を使っていないときはゴール裏からのチャントに合わせて手拍子をして、選手をサポートすることをマストにしている。名古屋戦ももちろん全力でチャントに合わせて手拍子をしていた。そのときのことを振り返っていたきに妻から出た話が以下の内容である。

「3列下にいたおじいちゃんもめっちゃ手拍子していたね。あと、そのさらに下にいた小学生も手拍子めっちゃしていたね。」

 名古屋戦がたまたまかもしれないが、手拍子で選手をサポートする方が私の周囲にはちらほらいた。普段はもうちょっと静かなエリアなのだが、何だか名古屋戦では「熱さ」が垣間見えた。このバックスタンドのちょっとした「熱さ」こそ実は磐田のゴール裏、ヤマハスタジアム全体の選手をサポートする体制を強化するものではないだろうか。

ゴール裏を盛り上げる存在=バックスタンド、バックスタンドを盛り上げる存在=ゴール裏

 こう書くと大袈裟かもしれないが、私はこのように考えている。自分がゴール裏で参戦しているときにバックスタンド(ゴール裏以外の席)からの手拍子や拍手に奮起し、「ゴール裏にいる者」として頑張らねば、と感じたことが何度もあった。逆にバックスタンドで観戦しているときにゴール裏から聞こえてくるチャントに勇気づけられ、どんなに試合が劣勢であってもゴール裏の皆さんとともに選手をサポートしようという気持ちになったこともあった。もちろんチャントも手拍子も本来選手を鼓舞するものだ。しかし、これらは時としてサポ自身を奮起させるものともなりうるはずだ。
 磐田の「ゴール裏問題」は毎年のように形を変えつつ、名古屋戦後のようにSNS上で取り上げられてきた。その度に様々な意見が出されている。私自身この問題の解決のためには、ゴール裏ではなく、バックスタンドを中心にゴール裏以外のエリアが重要ではないかと考えている。
 ゴール裏は選手をサポートする特別な場所だ、みたいな意見をよく耳にすることもあるが、私はそう思わない。ゴール裏はゴール裏以外の皆さんともっと「連携」するべき場所だと感じている。「人」という字のように支えあうべきなのだ。その方法の一つが名古屋戦で見られたバックスタンドからの手拍子だと思う。
 今シーズンの残りの試合、私は参戦できる試合は全てゴール裏から選手をサポートする。名古屋戦で考えた「応援」の在り方を踏まえ、まずは自分ができることをゴール裏で行っていきたい。全力でチャントを歌い、跳ねる。自分のような一兵卒が言うべきことではないかもしれないが、バックスタンドを中心にゴール裏以外で参戦される皆さんにはチャントに合わせた全力の手拍子をお願いしたい。きっとゴール裏にいる者は奮起するはずだ。「もっと頑張ろう」、「もっと声を出そう」、「もっと跳ねよう」、きっとそんな気持ちになるはずだ。その姿やチャントを聞いたゴール裏以外の皆さんはきっと「私たちも頑張ろう」「もっと大きな手拍子を送ろう」と感じるはずだ。ゴール裏とゴール裏以外が応援を通じて支え合い、選手、チームをサポートするそんなヤマハスタジアムでありたい。

 まとまりのないこのnoteを最後まで読んでくれた皆さん、ありがとう。また、気が向いたら書くので期待せず待っていてほしい(笑)

おかず@ジュビロ

 
 


よろしければサポートお願いします! 皆さんからのサポートは私がジュビロ磐田をサポートするために使わせていただきます。