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小3秋からのチームのセレクション③

■小2の夏のバルサキャンプ

 この時は少し揉まれてこいよ、ぐらいの気持ちで送り出したのですが、実際に参加をさせてみて、全く知らなかった世界に触れたぐらいの衝撃を受けました。それについて、いくつか挙げておきます。

①J下部のジュニアチームがあることを知る
 これは知っている人からすれば笑われるかも知れませんが、J下部なんて遠い世界だった我が家には、J下部に属する子が混じっている、しかもその子がものすごく上手い、こんなにも差があるのか、と衝撃を受けました。何が違うのか、なんて考えるのもおかしいぐらい、すべてが違う、という感覚でした。
 練習で指示された説明をすぐに理解し、意図を組んで動くことができている、それだけで別格だな、と感じることができました。

②バルセロナのサッカー哲学
 5つの価値観
 「謙虚さ」「努力」「チームワーク」「野心」「敬意」
 これらを教わったとき、離れて聞いている親が思わずメモを取り、自宅ですぐにホワイトボードで目に見える形にしました。我儘な小2の息子に足りないのはまさにこれだ!と・・・
 それ以来、自分のプレーや技術に対して謙虚な姿勢を持ち、他者をリスペクトしながら、チームワークを大切にし、努力することを怠らず、常に上を目指して野心的に成長を目指す。
 そんな意識と共に過ごせるようになっていきました。

③素晴らしい先輩の姿
 バルサキャンプで素晴らしかったのは上の学年の子が素晴らしいリーダーシップで引き立ててくれたこと。まさに、バルサのサッカー哲学を体現したような先輩との出会いが大きかったです。
 おかげで最後のゲーム大会では優勝することができ、最高の経験をすることができました。それもあって、この哲学が言葉だけでなくサッカーの中にも活きているんだという意識付けに繋がっていったのだな、と感じています。

④自分で考え、行動する重要性
 これは普段のチームを離れ、バルセロナのキャンプにすべて任せるというスタンスであったのが良かったです。実は周りの親御さんの中にはずっと外から指示を出し続けていたり、呼び出して叱っていたり、早朝から練習をさせていたり、そういう姿を横目にしながら、委縮して自滅していってしまう姿を見て、自分は素人だし、とりあえず同じように指示は出せないという意識もあって何も言わないスタンスが逆にノビノビやらせることに繋がったなと感じています。

⑤グラウンドを広く使う意識
 グラウンドをワイドに広く使うという意識が徹底されていたように思います。お団子サッカーが当たり前の状況でもあったので、広く展開するということ、ボールの無いスペースに走ること、これはボールのある場所に集まるサッカーをしている子たちには刺激的な経験でした。
 併せて、なぜワイドに開くと良いのか、という話もされていたので、この経験が現在サイドハーフを主戦場にする息子に繋がっている気がします。

■やはり上を目指したい

 完全に親のエゴです。
 でも、バルサキャンプを経て、J下部の子の上手さも知り、井の中の蛙大海を知らず、ではいけないと感じ、本格的に小3の段階でセレクションを受けられるレベルに引き上げていきたいと思いました。
 そしてセレクションの情報を調べまくったのですが、
 J下部ジュニアチームのセレクションは新小4のタイミングで狙わないと枠はどんどん狭くなる現実、新小3のセレクションの申し込みはすでに終わっているところが多数。うちの息子はまだそのレベルですらない。

 何より、我が家から通えるJ下部が全然ない・・・

 ギリギリ通える範囲で、ヴェルディジュニアとフロンターレジュニアだな、という感じで、レッズやアルディージャも考えましたが、当時は車も無かったので通うのは無理だと判断し、セレクションを受けるのは小3秋、フロンターレ、ヴェルディ、あとはJ下部ではないけれど、スクールで通っている三菱養和巣鴨に絞ろうと決めました。

 ここから1年。絶対に受からなかったレベルの息子を鍛えて合格させたい。という親のエゴから始まった強化計画がスタートしていきます。

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