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創作について、27歳の今思うこと

10年前の自分と今の自分を比べると、現実の世界に浸かることも、悪くないなと思うようになったことが大きな違いだと感じる。

10代の頃は、流行りのアニメや名作だと言われるアニメには、可能な限り全て目を通すような生活を送っていたが、今はそれができなくなってしまった。それも大きな違いである。

現実が、10代の頃よりもうんと楽しくなった。
結婚して、友人にも恵まれ、両親や姉妹との関係も悪くない。アニメなど、創作の世界に理想を求める必要がなくなったのかもしれない。

だが、今でも私は創作を続けている。むしろ、創作の頻度は10代の頃よりもうんと多くなった。

多感な時期だった14歳の頃に、私は思った。
「私は生涯絵を描き続けて、絵で生きていく人生を選択するのだろう」
なんとなく、年老いても筆を取る自分が想像出来た。それは今でもそうだ。

日の当たる縁側で、庭の景色を油絵にしたためている途中、なんとなく目を閉じたらそのまま死ぬ。それが私の理想の死に方だ。これは14歳の頃からずっと変わらない。

きっと、創作をすることは私にとって歩くことに近い。
1人で創作に潜る時間がないと逆に疲れてしまう。上手く創作に潜れなくても疲れるので、その環境を整えたい。
だが、まだ定期的に歩けているかどうかを聞かれると、怪しい。重い腰を思い切って上げないといけないときもある。(色んな意味で)健康のためには(創作の)ウォーキングを定期的にしたい。

創作をよりよいものにするためには作品を見たり、色んなところに行ったり、いい体験をすることが大切だということはよく聞く話だ。
だが、その辺りのことはあまり強制的に、義務的にはやりたくない。途端に楽しめなくなる。あくまで自発的に、楽しんでやるのが理想であるし、その方がいいものを生み出せると確信している。

まあ、アニメが見れなくなったのは、おそらくSNSの多量な情報に疲れているのだと思う。先ほど、設定で1日に使えるSNSの時間を制限してみた。

これが数日続いて、疲れが取れたらいいんだけどな。